医療費控除、どんな支払いが対象になる?

税金

ななちゃん「もうすぐ確定申告の時期やね」

スズ「おー、すごい!覚えてた⁈」

ななちゃん「えへへ」

スズ「今年確定申告すんの?」

ななちゃん「うん。去年歯医者さんで結構お金いったからさ」

スズ「そうなんやー」

ななちゃん「ちょっとでも税金安くなったらいいなと思って」

今日は、「医療費控除」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう


そろそろ確定申告の時期ですね。
自営業の方などは
「また確定申告の季節か・・・」と
うんざりされている方も多いかも知れません。

ななちゃんのように
普段は確定申告の必要はないけれど、
たくさんの医療費がかかった年は確定申告をする
という人もいるかと思います。

ななちゃんは「歯の治療」で治療費が高額になったようです。

具体的にみていきましょう


歯の治療というと、保険が適用されない治療もありますね。

その例が、
歯科矯正(審美目的ではないもの)や、
インプラントです。

どちらも保険診療ではないので、
窓口での支払いは医療費の10割ですが、

医療費控除の対象となるので、
確定申告することで
課税所得を減らすことができます。


要するに、
所得税を計算する元となる所得が減ります

また、医療費は本人の分だけでなく、
家族の分も対象です。


では、この医療費控除の対象になる医療費とは
他にどのようなものがあるのでしょうか。


病院の窓口で支払った医療費はもちろんですが、
それ以外にも
治療に必要な風邪薬を薬局で買った費用
通院のために必要な交通費
などが対象になります。


注意点は、
「人間ドックを病院で受けた」
「薬局で病気予防のためにサプリを買った」
などは対象外です。


また、通院に関しては
公共交通機関を使うことが原則になっていて
タクシー代や、自家用車を使った場合のガソリン代は対象にはなりません。


確定申告するためには、
支払った領収書を保存しておいてくださいね。


また、
「確定申告忘れてた!」といった場合でも、
5年間はさかのぼって申告することができます。



ななちゃん「えーっと…前にダンナが入院したのはいつやった?」
スズ「領収書置いてるん?」



今日は、「医療費控除」の知識をひとつ+(プラス)しました。
来週は、「セルフメディケーション税制」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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