リースバックとは 自宅を売却しても 家に住み続けることができる仕組み

不動産

ななちゃん「昨日のリバースモーゲージの話さ、最近コマーシャルしてるよね」

スズ「そーお?」

ななちゃん「うん。『自宅を売っても住み続けられまーす』ってやつ」

スズ「それは、リバースモーゲージじゃないねん」

ななちゃん「なんなん?」

スズ「リースバックっていうやつのことやわ」

ななちゃん「なにそれ?ややこし」

今日は、「リースバック」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

「まとまったお金が入って、自宅にも住み続けられます」というようなコマーシャル、
見たことありませんか?

高齢の夫婦が登場して、
「お金の心配があっても、老後も自宅に住み続けられるから安心」
というようなことをアピールしているものもありますね。

これはリースバックという仕組みを使っています。
では、リースバックとはどういうものなのでしょうか。


リースバックとは、
自宅を業者に売却した後
業者と賃貸契約を結び、
家賃を支払いながら住み続ける方法です。


ひとつずつみていきましょう。

自宅を業者に売却することで
まとまったお金を手にすることできます。

例えば、
老後の生活費が足りない
医療費や介護費にまとまったお金が必要になったなどの時、
自宅を売却することで現金が手元に入ってきます。


自宅は業者に売却しますが、
業者と賃貸契約を結ぶことで
そのまま住み続けることができます。


要するに、
自宅を売却してしまったからといって、
どこか他の所に家を探す必要はありません。
自宅の名義は業者に変わりますが、住む場所は変わりません。


ただし、
家の名義は業者に変わっていますよね。
ですから、毎月の家賃が必要になります。


まとまったお金が必要になった時、
自宅を担保にしてお金を借りるのが
リバースモーゲージ

自宅を売って現金を手にするのが
リースバックです。


リースバックはリバースモーゲージとは違って、
年齢に制限はありません。
若い人でも使えます。


さて、リースバックは
現金が必要な時の解決方法の一つではありますが、注意点もあります。

その一つが、自宅の売却金額です。
売却金額は一般の相場より安くなります

例えば、
普通に家を売却すれば3000万円の物件であっても、
リースバックの場合は、2000万円などという値段になることもあります。


また、家賃の支払にも注意が必要です。
家賃の支払いはずっと続くので、
長生きすることで手元の資金が底をついてしまう可能性もあります。



ななちゃん「じゃあどうすりゃいいんや」
スズ「ゆっくり考えなね」



今日は、「リースバック」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「市街化調整区域」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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