ななちゃん「転職するときDCってめんどくさいねんね」
スズ「そお?」
ななちゃん「だって、持ってた投資信託とか、いちいち現金にして運んで、また選んで…」
スズ「運ぶのは会社がやってくれるよ」
ななちゃん「でも転職先でまた投資信託選ばなあかんのやろ?」
スズ「もしかしたら同じのがあるかも知れへんし、無くても似たようなやつ選んだらいいやん」
ななちゃん「はぁ…」
今日は、「DCの移換」の知識をもうひとつ+(プラス)していきましょう
転職するななちゃんの友だちは、
転職先でも企業型DCを続けたいと思っています。
転職前の会社で選んでいた「〇〇投資信託」という商品、
転職先にそのまま運んでほしいですね。
何の手間もかからなさそうです。
けれど、残念ながら
転職先に同じ「〇〇投資信託」があったとしても、
そのまま運ぶことはできません。
一旦現金化され、運ばれます。
さて、
今日は「現金化される」ことに関して詳しく見ていきましょう。
ななちゃんの友だちAさんが
企業型DCで選んでいる商品は「〇〇投資信託」です。
現在の評価額は大体100万円。
評価額というのは、
「今現金にした場合の金額」という意味ですね。
Aさんは「〇〇投資信託」の価格を時々チェックしています。
その時々によって多少の動きはありますが、
大体1口20000円ぐらいで推移しています。
(分かりやすいように1口と表現します)
さて、Aさんはこの度新しい会社に転職しました。
Aさんが持っている企業型DCも引越しですね。
Aさんが選んでいる商品は「〇〇投資信託」。
転職先でも同じ「〇〇投資信託」という商品を選びたいなと思っています。
さて、引越しの際、
「〇〇投資信託」は現金化されます。
どういうことかというと、
「〇〇投資信託」は、
約100万円の現金になります。
そして、
100万円が転職先のDCに運ばれます。
Aさんこの100万円を使って、「〇〇投資信託」をもう一度購入します。
(転職先に同じ「〇〇投資信託」があった場合。又は他の商品の中から選びます)
さて、
ここで少し思い出してほしいことがあります。
投資信託の価格は、日々変動しますね。
小さな変動は当たり前ですが、
時には大きく変動することもあります。
去年、株式が暴落したことを覚えていますか?
日経平均株価は、一日で過去最大の下げ幅を記録しましたね。
日本だけでなく、アメリカの株価も大きく下がりました。
では、
企業型DCの引越しで
「〇〇投資信託」を現金化する日が
この暴落している時期だったらどうだったでしょうか?
少し前までは「〇〇投資信託」の評価額は100万円だったけれど、
現金化する日の評価額は90万円に下がっていたかも知れません。
そうすると、
転職先に運ばれる資産も90万円になってしまいます。
企業型DCの引越しにおいて、
現金化する日は自分では決められません。
ではどのように備えればよいのでしょうか。
続きはまた来週。
ななちゃん「えー、こわ!」
スズ「対策もあるし」
今日は、「DCの移換」の知識をもうひとつ+(プラス)しました。
来週は、「DCの移換」の知識をもうひとつ+(プラス)していきましょう。
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