ななちゃん「今年家買った友達が『来年は確定申告せなあかん』って言ってた」
スズ「住宅ローン控除受けるためやね」
ななちゃん「うん。でもあれって、会社の年末調整でやってくれるんちゃうん？」
スズ「2年目からは会社でやってくれるよ」
ななちゃん「2年目から？」
スズ「うん」
ななちゃん「じゃあ最初の年はやってくれへんのや」
スズ「最初の年は確定申告せなあかんねん」
ななちゃん「そうなん？」
今日は、「住宅ローン控除」の知識をひとつ＋（プラス）していきましょう
住宅ローン控除 って知っていますか？
正式な名称を「住宅借入金等特別控除」といいます。
住宅ローン控除がどんなものかというと、
その年の年末時点での
住宅ローン残高の0.7%の金額分
所得税が安くなるというものです。
（上限金額あり）
そして、
この住宅ローン控除を受けるためには、
家を買った翌年には確定申告が必要です。
さて、
会社員の人は
年末調整の時に会社に書類を提出するだけで
自動的に住宅ローン控除を受けられますが、
家を買った最初の年だけは
確定申告が必要です。
では、
会社員のAさんの場合を例に見ていきましょう。
Aさんは、2024年５月に
20年の住宅ローンを組んで中古マンションを買いました。
鍵の引き渡しを受けて、すぐに家族で入居し
これからもずっと住む予定にしています。
さて、Aさんは
いつも会社で年末調整をしてもらっています。
これにより所得税の支払いは完結しますが、
今年だけは少し違います。
年末調整を会社でしてもらった後
2025年は確定申告する必要があります。
Ａさんはずっと会社員なので
今まで確定申告はしたことがありません。
「ちょっと面倒くさそう」と思っていますが、
最初の年だけは仕方ありません。
会社から発行された源泉徴収票や、
銀行から送られてきた書類など
いくつかの書類を添えて
2月16日から3月15日の間に確定申告します。
すると、
来年（2025年）は
書類を勤務先に提出するだけで
自動的に住宅ローン控除を受けることができます。
ななちゃん「確定申告かー、めんどくさ」
スズ「（笑）」
今日は、「住宅ローン控除」の知識をひとつ＋（プラス）しました。
明日は、「住宅ローン控除とワンストップ特例の関係」の知識をひとつ＋（プラス）していきましょう。
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