借地権とは、土地を借りて 建物を建てる権利です

不動産

ななちゃん「友達んちさ、土地はよその人のもんやねんて」

スズ「地主さんに土地借りて、家建ててはんねんね」

ななちゃん「そういうことか」

スズ「地主さんに借地料払ってはるんやと思うよ」

ななちゃん「自分の家を、借りてる土地に建てるんや」

スズ「そうそう」

ななちゃん「でも、地主さんに突然『土地返して』って言われたらどうなんの?」

今日は、「借地権」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

家を建てる場合、土地が要りますよね。
土地がなければ家は建ちません。

では、その土地は誰ものでしょうか。

自分の土地
他人の土地
どちらかですね。

他人の土地というのは、
地主さんの土地、ということです。

さて、
今日の借地権の話に移っていきましょう。


借地権とは、
土地を借りて建物を建てる権利
です。


具体的には、
土地の所有権は、地主さんにあり、
建物の所有権は、建物を建てる人にあります。


借地権を使って建てられた家は、
建物と土地
所有者がそれぞれ違うということです。


では、ななちゃんが心配していたように
地主さんが突然「土地を返してほしい」と言ってきたらどうなるでしょうか。
上に建物が建っている土地なので、簡単には返せませんよね。

ひとつずつみていきましょう。


現在多く使われている借地権を
定期借地権といいます。


例えば、
住む家を建てる場合
50年以上」の期間を定めて書面で契約します。

これがどういうことを意味するかというと、
仮に「50年」と定めた場合、
50年後に土地を更地にして地主さんに返すということです。


まだ50年経っていない時点で、
地主さんから「土地を返してほしい」と言われたとしても
契約が「50年」なので それまでは返す必要はありません。


また、最初に建てた建物が、
30年ぐらい経ったら古くなってきて
建て替えたいと思うこともあるかも知れませんね。

建て替えは自由ですが、
建て替えたからといって、期間が延長されることはありません


仮に30年後に家を建て替えたら、
建て替えから20年経った時点で
取り壊して土地を返却する必要があります。(例外あり)



ななちゃん「50年借りるんやったら、一生借りるのと同じやね」
スズ「今はみんな長生きやで」



今日は、「借地権」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「家を売った時の税金」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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