ななちゃん「こないだ、ご近所さんが引越しはってさ。新しく建ったマンション買いはったみたい」
スズ「新しいマンションに引っ越しかぁ。いいなぁ」
ななちゃん「そのマンション、広告入っててんけどさ、めっちゃ高いねん。そんなお金みんなどうやって用意しはんの?」
スズ「ほとんどの人は、『住宅ローン』といって、銀行でお金を借りて買うよね」
ななちゃん「銀行はそんなたくさんのお金を貸してくれるんや。私にもお金貸してくれるかなぁ」
スズ「いろいろ条件があるけど、それを満たせば貸してもらえるよ」
今日は、「住宅ローン」の知識をプラスしていきましょう
「住宅ローン」という言葉、よく聞きますよね。
家を買いたくても、たくさんのお金は持っていません。
その場合、銀行からお金を借りて家を買います。
そのことを「住宅ローン」といいます。
借りたお金は、長い年数かけて少しずつ返していきます。
お金を借りる、というと、
キャッシングや消費者金融などを思い浮かべる人も多いでしょうが、これらは金利が高いです。
「金利」というのは、利息を計算する元となるものです。
どこもタダではお金を貸してくれないので、利息がかかりますが、
住宅ローンの金利は低く抑えられているので、安くお金を借りられます。
では、皆さんが素敵なマンションのチラシを見ているうちに、そのマンションが欲しくなったとしましょう。
そのマンションを買う為に必要なお金は3000万円。
そんなお金は持っていません。
ここからが「住宅ローン」の出番です。
まず、お金を借りる条件を見ていきます。
銀行で住宅ローンを組む(お金を借りる)場合、
最初に「金利〇〇%」という言葉に直面します。
「金利」は利息を計算するのに使うものでしたね。
この「〇〇%」の中に入る数字が小さい方が、安くお金を借りられます。
そして次に直面する言葉は、「〇〇年返済」。
住宅ローンを組むときには、「〇〇年かけて返済します」ということを最初に宣言する必要があります。
ここでは、
「金利0.5%」
「35年返済」
という条件で3000万円の住宅ローンを組むとしましょう。
この条件を計算式に当てはめると、
借りるのは3000万円だけれど、返すお金の総額は約3300万円(資本回収係数というものを使って計算します)。
約300万円が利息の総額になります。
次に、金利だけ条件を変えてみましょう。
「金利2%」
「35年返済」
という条件で3000万円の住宅ローンを組むとします。
すると、借りるのは3000万円だけれど、返すお金の総額は約4200万円。
約1200万円が利息の総額になります。
金利の違いで、利息が大きく違ってくることを実感してもらえましたか?
住宅ローンは、金額がとても大きいです。
借りる方も「ちゃんと返せるかな?」とよく考えて借りる必要があるけれど、貸す方(銀行)としても、「この人ちゃんと返してくれるかな?」という心配があるわけです。
だから、銀行もその人がちゃんと返してくれる人なのかどうなのか、いろいろ審査をします。
もし以前に何らかの滞納をしているのが発覚したりすると、
銀行はお金を貸してくれない(住宅ローンを組めない)、ということになってしまうかも知れません。
クレジットカードの引落日に残高不足だった、
携帯電話の利用料の引落日に残高不足だった、
そういったことがないように普段から気をつけておくことが大切です。
続きは明日みていきましょう。
ななちゃん「金利0.5%、ってよー分からへん」
スズ「そこかいな。じゃあそれはまた明日ね」
今日は、「住宅ローン」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は「住宅ローン」についての知識をもうひとつ+(プラス)していきましょう。
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