住宅ローン③ 固定金利と変動金利 どちらを選んだらいいの?

住宅ローン

ななちゃん「住宅ローンの利息の計算、って複雑なんやね。結局よー分かってへんかも」

スズ「そやね。でも利息の計算は銀行が計算してくれるから、自分で計算することはないんちゃうかな。仕組みだけ知っといたらいいと思うよ」

ななちゃん「そっかぁ」

スズ「まだ他にも住宅ローン借りる時、気にせなあかんことあるしさ」

ななちゃん「えー、まだあるん?」

スズ「せやねん。もしかしたらこれが一番の悩みどころかも」

ななちゃん「なになに⁈」

今日は、「固定金利と変動金利」の知識をプラスしていきましょう


住宅ローンを借りる時、
いくらの金利で借りて
何年かけて返済するのか
最初に決める必要があります。


金利は、利息を計算する元になりますね。

返済は、今までは長くても「35年返済」でしたが、最近は「50年返済」という住宅ローンも出てきています。



さて、この金利ですが、
大きく分けて2つあります。


固定金利型と、
変動金利型


大まかに言うと、
「固定金利型」は、住宅ローンを組んだ時の金利が、お金を返し終わるまでずっと変わりません。
金利が最初に「固定される」わけです。


反対に、
「変動金利型」は、金利が途中で変わります。
世の中の金利に合わせて、上がったり下がったり「変動する」わけです。


住宅ローンを組む時に、
「固定金利型」にするか、
「変動金利型」にするか、ということも選ぶ必要があります


もしかしたら、この選択が住宅ローンを組む時の一番の悩みどころかも知れません。

なぜかということを見ていきましょう。


通常、変動金利型の金利は、固定金利型の金利より低いです。


例えば、
「固定金利型なら2.0%だけど、変動金利型なら0.5%で借りれますよ」
といった具合です。


金利が低い、ということは、支払う利息が少ない、ということでしたよね。
「じゃあ、何も迷うことなんてないやん! 変動金利型で決まり!」と思いましたか?


ここで「変動金利型」の特徴を思い出してください。


変動金利は、住宅ローンを借りている間に、上がったり下がったり「変動する」んでしたね。

では、変動して金利が上がったとしたらどうなるのか?


それは、
毎月の返済額が増える」ということです。


例えば、
最初のうちは、毎月8万円の返済だったのに、
途中から11万円に上がってしまった、というように。

家賃が値上げされるイメージですね。
そして、この値上げはまたこの先もあるかも知れない、ということになります。


けれどもし、最初に「固定金利型」を選んでいたら。
仮に返済が毎月10万円だったとしたら、
この金額はこれからもずっと変わりません


通常、変動金利型の金利は、固定金利型より低いので、返済の期間が同じだとしたら、

変動金利型なら毎月8万円返済からスタート、
固定金利型なら毎月10万円返済

などというようになります。

安い変動金利型を選ぶと、この先値上げされるかも知れない。

高い固定金利型を選ぶと、値上げはされないけれど、何だか損した気になってしまう。

そんなところが悩みどころと言えるのではないでしょうか。


変動金利型を選ぶポイントは、
途中で返済額が変わったとしても払えるかどうか、です。
最初の金利の低さに目が行きがちですが、こういったことを考えておくことも必要ですね。


ななちゃん「じゃーさー、結局どっちを選べばいいの?」
スズ「そう言われてもなぁ」



今日は「固定金利と変動金利」の知識をひとつ+(プラス)しました
明日は違うパターンから「金利」についての知識をひとつ+(プラス)してみましょう。



独立系ファイナンシャルプランナー事務所 FP office Bellsへのご相談は、
こちらからhttps://fp-office-bells.com/contact.php

コメント