ななちゃん「住宅ローンの利息の計算、って複雑なんやね。結局よー分かってへんかも」
スズ「そやね。でも利息の計算は銀行が計算してくれるから、自分で計算することはないんちゃうかな。仕組みだけ知っといたらいいと思うよ」
ななちゃん「そっかぁ」
スズ「まだ他にも住宅ローン借りる時、気にせなあかんことあるしさ」
ななちゃん「えー、まだあるん?」
スズ「せやねん。もしかしたらこれが一番の悩みどころかも」
ななちゃん「なになに⁈」
今日は、「固定金利と変動金利」の知識をプラスしていきましょう
住宅ローンを借りる時、
いくらの金利で借りて、
何年かけて返済するのか、
最初に決める必要があります。
金利は、利息を計算する元になりますね。
返済は、今までは長くても「35年返済」でしたが、最近は「50年返済」という住宅ローンも出てきています。
さて、この金利ですが、
大きく分けて2つあります。
固定金利型と、
変動金利型
大まかに言うと、
「固定金利型」は、住宅ローンを組んだ時の金利が、お金を返し終わるまでずっと変わりません。
金利が最初に「固定される」わけです。
反対に、
「変動金利型」は、金利が途中で変わります。
世の中の金利に合わせて、上がったり下がったり「変動する」わけです。
住宅ローンを組む時に、
「固定金利型」にするか、
「変動金利型」にするか、ということも選ぶ必要があります。
もしかしたら、この選択が住宅ローンを組む時の一番の悩みどころかも知れません。
なぜかということを見ていきましょう。
通常、変動金利型の金利は、固定金利型の金利より低いです。
例えば、
「固定金利型なら2.0%だけど、変動金利型なら0.5%で借りれますよ」
といった具合です。
金利が低い、ということは、支払う利息が少ない、ということでしたよね。
「じゃあ、何も迷うことなんてないやん! 変動金利型で決まり!」と思いましたか?
ここで「変動金利型」の特徴を思い出してください。
変動金利は、住宅ローンを借りている間に、上がったり下がったり「変動する」んでしたね。
では、変動して金利が上がったとしたらどうなるのか?
それは、
「毎月の返済額が増える」ということです。
例えば、
最初のうちは、毎月8万円の返済だったのに、
途中から11万円に上がってしまった、というように。
家賃が値上げされるイメージですね。
そして、この値上げはまたこの先もあるかも知れない、ということになります。
けれどもし、最初に「固定金利型」を選んでいたら。
仮に返済が毎月10万円だったとしたら、
この金額はこれからもずっと変わりません。
通常、変動金利型の金利は、固定金利型より低いので、返済の期間が同じだとしたら、
変動金利型なら毎月8万円返済からスタート、
固定金利型なら毎月10万円返済
などというようになります。
安い変動金利型を選ぶと、この先値上げされるかも知れない。
高い固定金利型を選ぶと、値上げはされないけれど、何だか損した気になってしまう。
そんなところが悩みどころと言えるのではないでしょうか。
変動金利型を選ぶポイントは、
途中で返済額が変わったとしても払えるかどうか、です。
最初の金利の低さに目が行きがちですが、こういったことを考えておくことも必要ですね。
ななちゃん「じゃーさー、結局どっちを選べばいいの?」
スズ「そう言われてもなぁ」
今日は「固定金利と変動金利」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は違うパターンから「金利」についての知識をひとつ+(プラス)してみましょう。
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