変動金利型 住宅ローンの5年ルール 5年間は返済額が変わりません

住宅ローン

ななちゃん「住宅ローンさ、長期金利が上がってきてるから、固定金利も上がってきてるって言ってたやん」

スズ「そうそう」

ななちゃん「それやったらさ、変動金利で借りたらええんちゃうの」

スズ「確かに、住宅ローンの変動金利はまだ上がってないよね」

ななちゃん「まだ?」

スズ「ななちゃん、住宅ローンの変動金利の仕組み知ってる?」

今日は、「変動金利の5年ルール」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

住宅ローンは、
長期金利を指標とする固定金利とは別に、
短期金利を指標とする変動金利があります。


長期金利は、長い間で返すお金の借り賃ですが
短期金利は、すぐに返すお金の借り賃です。

短期金利の話は別の機会にしたいと思いますが、
住宅ローンの金利 と一口に言っても
指標とする金利に違いがあります。


さて、
今日は変動金利型の住宅ローンについてみていきましょう。


変動金利型の住宅ローンは、
住宅ローンを返済している間
金利が変わります(変動する)


どういうことかというと、
住宅ローンを組むときは
「金利は0.5%です」と言われたのに、

その後 世の中の金利が変わって
「来月から金利は1%です」
というように変動するということです。

この場合、
金利が低くなる分には問題ないのですが
高くなった時に困ったことが出てきます。

それは、
毎月の返済額が上がるということです。

例えば、
最初は毎月の返済額が8万円だったのに
金利が上がってしまったせいで11万円になった
というようなことがあるかも知れません。


さて、
金利は半年ごとに見直されます
けれどそれに伴って半年ごとに返済額が上がったり下がったりすると
家計の管理もしづらいですよね。
計画も立てにくくなります。

そこで、
多くの住宅ローンでは
5年ルール
というものが適用されています。

5年ルールが適用されていると、
半年ごとに金利が見直されても
その時点で返済額は変わりません。


5年経った時点で
新たな返済額が決められます。


要するに、
世の中の金利が変わっても
5年間は返済額に変更はないということです。


ただし、返済の金額に変更はなくても、
返済金額の内訳には変更が生じていることには注意が必要です。

金利が上がっている場合、
返済額は変わっていなくても、
内訳は利息の部分が増えて 元金返済の部分が減っています。

このようなことが続くと
元金返済が遅れることになってしまいます。


また、
「5年間は変わらないから大丈夫」と思って
世の中の金利のニュースに無頓着ではいけません。

5年経ったら上がるかも(現在は歴史的に低金利です)
という意識を持って
上がった時に対処できるように準備しておくことが大切です。



ななちゃん「でもさー、上がらへんかも知れへんのに準備なんてでけへんわ」
スズ「そりゃそうやけどさ」



今日は、「変動金利の5年ルール」の知識をひとつ+(プラス)しました。
来週は、「変動金利の125%ルール」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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