ななちゃん「選択制DC選んだら、給料が減るんや」
スズ「給料は減っても、減った分はDCに拠出してるよ」
ななちゃん「拠出、ってどういうことやったっけ?」
スズ「拠出っていうのは、DCに掛金としてお金を出すこと」
ななちゃん「…」
スズ「老後の年金の上乗せのための積立って感じかな」
ななちゃん「!」
今日は、「選択制DC」の知識をもうひとつ+(プラス)していきましょう
選択制DCについて、
昨日の続きを見ていきましょう。
Aさんは
選択制DCが導入されている会社で働いています。
Aさんは、会社から
「選択金5万円は どのようにしますか?」ということを聞かれました。
「どのようにするのか?」とは、
選択金5万円を
① 給料のまま受け取るのか
② DCに拠出するのか
を聞かれたということですね。
Aさんの元々の給料が30万円で
選択金が5万円だとすると、
① 「給料のまま受け取る」を選択すると、
給料は今後も30万円のまま
② 「DCに拠出する」を選択すると、
給料は25万円
DCへの拠出は5万円
となります。
どちらの場合も、会社がAさんに支払う額は同じですね。
では、
Aさんが選択するポイントは何なのでしょうか。
「DCに拠出する」について見ていきましょう。
仮に、
AさんがDCに5万円拠出すると
給料は30万円から25万円に減ります。
給料が減ると、
手取りの金額が減りますね。
けれど減るのは手取りの金額だけではなく、
給料を基に計算される税金や、社会保険料も減ります。
要するに、Aさんは
税金や社会保険料の支払いが減るということです。
なぜかというと、
DCとして拠出するお金は
給料とはみなされないからなんですね。
そして、
AさんがDCに5万円拠出すると、
毎月5万円ずつ 自動的に貯まっていきます。
自分の強い意志を持って貯金する必要はなく、
老後のためにお金を貯めることができます。
さらに、
DCに拠出した金額は Aさんの所得から控除され
結果的に支払う税金が安くなります。
けれど、次のようなことも考えられます。
給料が減って 社会保険料の支払いが減るということは
将来受け取る年金も減るかも知れない、ということです。
年金は、現役の時の給料の額を基に計算されるので
給料の額が少ないと 年金も少なくなるということです。
他にも、
給料の額を基に計算されるものがあります。
傷病手当金、出産手当金
失業給付等
これらは、給料の額を基に計算されるので
給料の額が少ないと これらの金額も少なくなります。
ななちゃん「ねー、どっちがいいのか分からんやん」
スズ「(笑)」
今日は、「選択制DC」の知識をもうひとつ+(プラス)しました。
明日は、「DCの移換の注意点」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。
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