ななちゃん「給料から税金引かれてるやん」
スズ「うん」
ななちゃん「所得税と住民税」
スズ「うん」
ななちゃん「会社の人で『マジ所得税高いわ』って言ってる人おってさ」
スズ「あらら」
ななちゃん「私的には『マジ住民税高いわ』やねんけど」
スズ「収入によって違うかもね」
ななちゃん「なんで?」
今日は、「所得税と住民税のしくみ」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう
給料をもらっている皆さんなら
給料から税金が引かれていることを知っていますね。
ただ、
税金の額がどのように計算されたものなのかは
あまり気に留めない人もいるのではないでしょうか。
給料から差し引かれる税金は
所得税と
住民税です。
この2つの税金ですが
ななちゃんの会社の人のように
「所得税の方が高い」という人もいれば
ななちゃんのように
「住民税の方が高い」という人もいます。
何故なんでしょうか?
不思議ですよね。
では、
所得税と住民税がどのように計算されるのかみていきましょう。
どちらの場合も
年収から給与所得控除額を差し引き
さらに基礎控除などを差し引き
残った金額に税率をかけて算出します。
例えば
年収が400万円なら
給与所得控除額と基礎控除を差し引いた額は
228万円(所得税の計算の場合)になり、
この金額に税率をかけて計算します
(他に控除するものがないとします)
228万円の所得なら
所得税の税率は10%。
控除額を加えると 税額は13万円ほどです。
住民税の税率は一律10%。
金額にすると23万円ほどです。
(基礎控除が所得税とは若干異なります)
この場合、住民税の金額の方が高くなりますね。
では、
年収が1000万円ならどうでしょうか。
給与所得控除額と基礎控除を差し引いた金額は
757万円(所得税の計算の場合)になります。
757万円の所得なら、
所得税の税率は23%に上がります。
控除額を加えると 税額は110万円ほどです。
けれど 住民税の税率は一律10%なので
金額にして76万円ほどです。
(同上)
この場合、所得税の金額の方が高くなりますね。
このように
所得税の税率は 所得が高くなればなるほど上がる仕組みですが
住民税の税率は一律10%なので
このような違いが出てきます。
ななちゃん「逆転するぐらいまでになりたいもんやわ」
スズ「(笑)」
今日は、「所得税と住民税の仕組み」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「天引きの社会保険料」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。
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