ななちゃん「今年、国からお金がもらえるって聞いたけど?」
スズ「そう?」
ななちゃん「うん。定額減税ってやつ?」
スズ「あー、それね。それは税金が安くなるって話やね」
ななちゃん「そうなん? お金がもらえるんとちゃうんや」
今日は、「定額減税」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう
定額減税という言葉、
聞いたことありませんか?
定額減税とは、
この言葉の通り
定額で減税されるということです。
5%、10%、のような率ではなく、
30000円 などの決まった額で 納める税金の額が減ります。
過去にも定額減税が実施された年がありましたが、
今年も定額減税が実施されます。
金額は、
所得税から30000円の減税です。
所得が多い人も、少ない人も、全員30000円ということです。
(一部所得が高い人は除外されます)
では、
次のような4人家族を例に見ていきましょう。
夫は会社員
妻はパート(給与収入が103万円以下)
子どもたちは学生
この家族の場合、
夫の給料から差し引かれる所得税が合計12万円減ります。
定額減税は、
本人(ここでは夫)だけでなく
配偶者や子どもたちの分も減税されるんですね。
この家族は4人家族なので、合計12万円減税されます。
さて、この定額減税
いつの給料で実施されるのか気になりますね。
来月(6月)の給料から実施されます。
先ほどの家族の場合で考えると、減税額が12万円。
12万円をひと月の給料の所得税からマイナスするとなると、
ひと月の給料の所得税が12万円以上でないとマイナスできませんね。
仮に、
6月の給料の所得税が15000円だったとしたら、
ここから12万円はマイナスできません。
こういった場合、
まずはマイナスできる分だけをマイナスし、
残りは次の給料で…
次のボーナスで…
というようにしていきます。
さて、
今回の定額減税は所得税だけでなく、
住民税からも減税されます。
金額は1人当たり10000円です。
昨日の住民税の話、覚えていますか?
住民税とは、自分の住む地域の「会費的なもの」というお話をしました。
ごみの収集サービスなどにも使われているということでしたね。
住民税が減税されたら、自分の住む地域にお金が入らなくなるのでは?
と心配する人もいるかも知れません。
けれど 定額減税で税収が減った分は、
国が補填することになっていますので大丈夫です。
ななちゃん「給与明細、税金の欄なんて見てへんから気づかへんかも」
スズ「そういう人も多いと思うわ」
今日は、「定額減税」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「ふるさと納税をしない選択」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。
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コメント
勉強になりました!ちょっと楽しみです