給料から天引きされる社会保険料│基本的に1年間は同じ金額です

ライフプランニング

ななちゃん「先月給料が少なくてさ」

スズ「あら」

ななちゃん「残業せーへんかったからやと思うねん」

スズ「なるほど」

ななちゃん「ほんで、何が引かれてるんか前の月の明細と比べてみてん」

スズ「うん」

ななちゃん「そしたらさ、給料は少ないのに社会保険料は同じでさ」

スズ「そやろね」

ななちゃん「なんでなん?給料少なかったら社会保険料も少ないんちゃうん?」

今日は、「給料天引きの社会保険料」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

会社員の皆さんは
毎月給料明細をもらいますね。

給料明細には
いくつもの金額が載っていますが
途中のところはサッと目を通すだけで
最後の支給額だけ確認する人も多いのではないでしょうか。


基本的には毎月の給料はあまり変動しませんね。
ただ ななちゃんのように
残業時間の多い少ないで多少の違いがあるかも知れません。


さて、
ななちゃんは 先月の給料が少なかったので
その前の月の給料明細と内容を比べてみたようです。


すると、
給料の額は少ないのに
厚生年金保険料と健康保険料の額は同じだということに気づきました。


給料の額が少なければ
厚生年金保険料と健康保険料(これらを社会保険料といいます)も
それに伴って少なくなっていなければおかしいのでは?
と思いますよね。


実は
その人の社会保険料の額は
基本的には1年間同じ金額です。


どういうことかというと、

まず、
4月から6月までの3か月間の給料の平均を出して
それを元に
毎月の社会保険料が算出されます。


そして、
1年間はその算出された社会保険料が
毎月の給料から引かれる仕組みになっています。


ここではAさんの場合をみていきましょう。


Aさんの給料は大体毎月26万円

毎月 厚生年金保険料と健康保険料として
合計約37000円が差し引かれているとします。


或る月
普段より仕事が少ない月がありました。

いつもなら時々残業するのですが
1か月間毎日定時で帰ることができました。


すると 残業手当がつかなかった分
給料は24万円でした。

Aさんの給料は普段より2万円減っていましたが
厚生年金保険料と健康保険料は
それまでと変わらず 約37000円です。


給料の額が多少減っても増えても
社会保険料は基本的には1年間は変わりません。



ななちゃん「4月から6月ってさ、忙しい時期やわ。もっと暇な時に変えてほしい」
スズ「と言ってもな」



今日は、「給料天引きの社会保険料」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「介護保険」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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