劣後債とは│社債には 万が一の倒産の時 お金を返す優先順位があります

投資

ななちゃん「昨日債券の話しとったやん」

スズ「うん」

ななちゃん「こないだ『劣後債』っていう記事みてん」

スズ「うん」

ななちゃん「なんか怖い名前やけど、債券の仲間なん?」

スズ「(笑)。仲間っていうか、社債を分類したときの一つやね」

ななちゃん「この名前怖すぎるよ」

今日は、「劣後債」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

皆さん、
劣後債という言葉 聞いたことありますか?


劣後債とは
企業が発行する社債の一種です。


これだけでは分かりづらいですね。


まず 社債とは
企業が発行する借用証書のようなものです。


社債を購入して満期まで持っておくと
借用証書と引き換えに 元本は返してもらえます。


さて この社債ですが
普通社債
劣後債

に分けられます。


では、
これらの違いは何なのでしょうか。

ひとつずつみていきましょう。


その社債を発行した企業が仮に倒産した場合
一番最初に
普通社債を持っている人
に対してお金が支払われます。


ただ、企業が倒産すると
全額支払うことはできないかも知れません。
全額どころか 全く支払われないかも知れません。


けれど
普通社債を持っている人に対して全額返すことができて
さらにまだ資産が残っていれば
残った資産は
劣後債を持っている人に分配されます。


要するに優先順位があるんですね。

万が一の倒産の時
優先されるのは普通社債を持っている人ということになります。


これを聞くと
「じゃあ 普通社債の方がいいね」と思う人もいるでしょう。


けれど
劣後債は万が一の倒産の場合
元本が返ってこないリスクが高い分
リターン(利子など)が高く設定
されています。


リターンと損するリスク
両方を考えておくとよいですね。



ななちゃん「えー、じゃあさーどうしたらいいの」
スズ「これもバランス」



今日は、「劣後債」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「地方自治体が主体のリバースモーゲージ」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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