住宅ローン 親子リレー返済とは?

住宅ローン

ななちゃん「家買うのも、誰がお金借りるとかややこしいねんね」

スズ「欲しい家の金額によるよねー」

ななちゃん「家の金額?」

スズ「うん。自分の収入で買える金額ならいいけど、それより高い場合」

ななちゃん「そっかぁ」

今日は、「親子リレー返済」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

住宅ローンを
「親子リレー返済で」というような話、聞いたことありますか?

言葉の通り、
親子リレーで住宅ローンを返していく方法です。


最初は親が住宅ローンの返済を始めます。

そして、高齢になって返済が難しくなってきたときに
バトンを子どもに渡します。
バトンを受け取った子どもは
住宅ローンの返済を続けていきます。

このように、
親子で切れ目なく住宅ローンを返済する方法を
親子リレー返済といいます。


次のような例でみていきましょう。

例えば、
60歳の父親が住んでいる実家があったとします。

息子は30歳
息子には妻と二人の子どもがいて
現在は賃貸アパートに住んでいます。


この実家の建物を取り壊して、
父親と息子家族が住む二世帯住宅を建てる
といったような場合

誰が住宅ローンを組んだらよいでしょうか。


父親が住宅ローンを組むとする

父親には今は充分な収入がありますが、
いつまで収入があるのか
健康状態は今後どうなるのか
そういったことを考えると
あまり長い期間の住宅ローンは組めません。


息子が住宅ローンを組むとする

息子は若いので、これから長く働けますが、
現在収入はあまり多くなく
この収入では家を建て替えるために必要なお金を借りることができない。


どちらの場合も、
家を建て替えるための十分なお金を借りることができません。

こういった場合に
親子リレー返済が使われることがあります。


銀行も、
父親と息子が2人で返済してくれるのなら、ということで
単独で借りるよりも多くのお金を貸してくれます。


ただ注意点もあります。

その一つが、
いつバトンを渡すのか(受け取るのか)ということです。

子どもにしてみたら、
できるだけバトンを受け取るのは遅い方が嬉しいですよね。

バトンを一旦受け取ってしまったら、
今度は自分が返済しないといけないのですから。
できるだけ長く親に走っておいてもらいたいと考えるでしょう。

例えば、当初は
「75歳ぐらいまでは親父が返済してくれるだろう」と思っていても、
それまでに収入が途絶えた
健康状態が悪くなった、などが原因で
予定していたより早くバトンを受け取ることになってしまうかも知れません。

このようなことを最初に想定しておくことも大事ですね。



ななちゃん「お父ちゃん頼む!ずっと走り続けてー」
スズ「ひどいなぁ(笑)」



今日は、「親子リレー返済」の知識をひとつ+(プラス)しました。
来週は、「払い済み保険」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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