成年後見人① 認知症などで判断力が低下してしまったらどうしよう

ライフプランニング

ななちゃん「認知症の人が増えてきてる、っていうやん」

スズ「そやね」

ななちゃん「認知症になっちゃったら、なんも分らんようになるんかな」

スズ「そんなことはないよ」

ななちゃん「でも、今までみたいに100%頭がクリア!って風でもなくなるんちゃう?」

スズ「たしかに」

ななちゃん「そんな時さ、自分のお金のこととかでけへんようにならへん?」

今日は、「成年後見人」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

認知症という言葉、時々耳にしますよね。
認知症というと、
「家族のことも何もかも分からなくなってしまうのか⁈」と思ってしまうかも知れませんが、
人によって違いがあるようです。
以前と同じように接することができる時間がある人も多いようです。

ただ、以前と同じような判断能力があるかというと、
十分でないこともあるかも知れません。


そんな時、
その人に代わっていろいろ手続きをしてくれる制度があります。
これを成年後見制度といいます。


今日は成年後見制度のしくみをみていきましょう。

成年後見制度は
任意後見制度
法定後見制度がありますが、

どちらも、
決められた「後見人」が
認知症などで判断力が十分でない人に代わって
財産の管理
相続の手続き
介護保険サービスなどの申請
などをしてくれます。


認知症などにより判断力が低下したら、
今までできていたことができなくなってしまうかも知れません。

自分の預貯金の管理も難しくなりそうです。
通帳が何冊もあったりするとなおさらですね。

また、
認知症になった人が誰かの相続人となった時、
手続きをするのが困難かも知れません。

このような時に、
後見人がその人に代わっていろいろやってくれます。


さて、この便利そうな制度ですが、
使いづらいと言われています。

どういうところが使いづらいのかというと、
一度この制度を使うと
亡くなるまでやめられないという点のようです。


誰が後見人になるかによって違ってはきますが、
司法書士、税理士など、
家族でない他人が後見人に選ばれたら、
後見人に対する報酬の支払が必要です


そして、その支払いは本人が亡くなるまでずっと続きます。

そういった金銭的な面での負担も使いづらさのひとつだと言われています。


ただ、最近この制度の見直しが始まるようですね。
使いやすくなるように考えていくようです。



ななちゃん「うちのじいちゃん大丈夫かな」
スズ「気にかけといたげてね」



今日は、「成年後見人」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「成年後見人」の知識をもうひとつ+(プラス)していきましょう。



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