ななちゃん「最近家買った友達が、『団信があるから安心』って言ってやってん」
スズ「住宅ローン組みはってんね」
ななちゃん「団信、って何？」
スズ「住宅ローンにセットされてる生命保険」
ななちゃん「普通の生命保険とちゃうの？」
今日は、「団信」の知識をひとつ＋（プラス）していきましょう
団信（だんしん）という言葉、
住宅ローンを組んだ人にはおなじみかも知れませんね。
団体信用生命保険の略です。
住宅ローンを組む時に加入する生命保険です。
「ウチは生命保険入ってるし」と思われる人もいるでしょう。
普通の生命保険と、
団信の違いを見ていきましょう。
団信は、
住宅ローンの返済中に万が一のことがあった場合
残りの返済が不要になるというものです。
ここでは、
住宅ローンを返済中のＡさん（45歳）を例にみていきましょう。
この人には、妻と子どもがいます。
Ａさんが不幸にも事故に遭って亡くなってしまいました。
住宅ローンはまだ3000万円残っています。
要するに、
住宅ローンの残高が3000万円も残っているのに
返済している人が亡くなってしまったわけです。
こんな場合、
一体誰が残りの3000万円を返済するのでしょうか。
返済が滞れば、
遺された家族は自宅を出ていかないといけないかも知れません。
ではこの返済、
夫を亡くした妻が続けていくのでしょうか。
住宅ローンを組むときは、
返済する人の年収などを元にお金を借りているわけです。
Ａさんの家族の場合、
Ａさんの年収などを元に住宅ローンを組んでいるわけですから
妻が返済するのは難しいかも知れませんね。
こんな場合、
団信に加入していることで
保険会社が住宅ローンの残高を金融機関に返済してくれます。
団信は、
住宅ローンを返済している人が
死亡・重度な障害を負ってしまった時だけでなく、
ガンなどに罹患してしまった時などにも対応したものなど、
いくつかの種類があります。
普通の生命保険は、
加入している人が亡くなった時
家族にお金が支払われます。
団信は、
加入している人が亡くなった時
家族はお金を受け取ることはありませんが、
住宅ローンの残債が無くなります。
ななちゃん「夫婦二人で借りてたら？」
スズ「銀行によっていろいろやわ」
今日は、「団信」の知識をひとつ＋（プラス）しました。
来週は、「財形貯蓄」の知識をひとつ＋（プラス）していきましょう。
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