ななちゃん「投資ってさ、どんなとこに投資するのか決めとかなあかんのや」
スズ「そうやで」
ななちゃん「『今人気の投資信託はコレ!』みたいなのを買っといたらええと思ってた」
スズ「それもいいけど、その前に自分のアセット・アロケーションを決めとくねん」
ななちゃん「アセット・アロケーションってなんやったっけ? もう忘れてしもた」
スズ「自分のお金を、どんなとこに配分するのか決めとくことやよ」
今日は、「アセット・アロケーション」の知識をもうひとつ+(プラス)していきましょう
アセット・アロケーション、覚えていますか?
自分のお金を、
どんな資産に
どんな割合で
配分するのか決めておくことでしたね。
さて、投資を始める際、
まずは自分のアセット・アロケーションを決めると良いです。
例えば、
株式に50%
債券に50%、といった具合に です。
これを、
株式に90%
債券に10% とすると、
最初の配分より
リターンが大きくなりますが、
リスクも同じように大きくなります。
なぜかというと、
株式は債券に比べて価格の変動が大きいからです。
大きく上昇もするけれど暴落もする、といった具合です。
要するに、株式は
儲かるときはめちゃめちゃ儲かるけれど
暴落したときはどん底になる
といったらちょっと大げさでしょうか。
例えば、
100万円で、アメリカ全体の株式に投資する投資信託を買っていた場合
150万円に増えるかも知れないけれど、
半分になってしまうかも知れない、というようなことです。
では、
この例で半分になってしまったとしましょう。
100万円投資していたお金が、50万円に減ってしまいました。
こんなことになってしまったら夜も眠れないかもしれません。
ただ、過去を見てみると
価格が半分になってしまったとしても
何年か後には価格は戻っています。
例えば、
一時100万円が50万円になってしまったけれど
5年後にはまた100万円に戻り
そしてその後、120万円に上昇しているといった具合です。
ですから、夜も眠れない日が続くかも知れませんが
我慢して耐えていれば
何年か後には元に戻ることが期待できるわけですね。
さて、
ここまで読んで気づかれた方もいるかも知れません。
アセット・アロケーションを決める際のポイントは、
年齢と、
性格 です。
先ほどの例のように、
株式だけの投資で半分になってしまったお金も
何年か我慢すると元に戻ることが期待できます。
それは、
自分にはどれだけの時間があるのか、
自分はその我慢ができるのか
ということになります。
若い皆さんには時間はたくさんありますが
中高年の皆さんは、この先投資できる時間は限られてきます。
また、時間があったとしても
暴落で夜も眠れなくなってしまうようでは、
何のために投資をしているのか分かりませんね。
投資というのは、
自分が生きたいように生きるための手段のひとつです。
若くて暴落も気にならない人なら
株式100%でも良いかも知れませんが、
ある程度の年齢の人
または暴落のリスクに耐えられないと思う人は
株式50%
債券50%
などに自分のお金を配分すると良いと思います。
ななちゃん「そんなんさー、夜寝れるかどうかなんてその時にならな分からんやん」
スズ「想像してみるしかないな」
今日は、「アセット・アロケーション」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「ポートフォリオ」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。
独立系ファイナンシャルプランナー事務所 FP office Bellsへのご相談は、
こちらから
https://fp-office-bells.com/contact.php
コメント