ななちゃん「家買うのにさー、そんなめんどくさい計算せなあかんの?」
スズ「絶対せなあかんわけちゃうけど、しといたら安心やん」
ななちゃん「かなぁ」
スズ「だってさ、欲しい家が見つかったら、お金のことも『なんとかなるやろ』ぐらいに思っちゃうこともあるやん」
ななちゃん「ふぅーん」
スズ「だから先に、自分が無理なく買える額が分かってたら、安心して家も探せるよね」
ななちゃん「たしかに」
スズ「今日はさ、もうひとつ家を買う時の『諸費用』っていうのをみていこか」
ななちゃん「まだあるん⁈」
今日は、「いくらの家なら購入可能?」の知識をひとつプラスしていきましょう
欲しいモノに出会ったら、「何が何でも欲しい!」って思ってしまうことありませんか?
店で偶然見かけた雑貨や、家具
ショールームで見かけた新車
・・・
どうしても欲しくて、気持ちを抑えられなくなって買ってしまった
こういった経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
家も例外でないかも知れません。
「この家こそ、私の欲しかった家だ!」
「この家以外に、私の選択肢はない!」
などという気持ちになっても不思議はないです。
ただ、家の場合は金額が他のものと比べて、とても大きいです。
支払も、何十年と続くところが他と違うところですね。
だから、家を買う前に
自分はこの家を買ったとしても、その後の生活に無理がないか、
ということをよく考える必要があるのです。
さて、
昨日は、「いくらの家なら購入可能?」につき、
年収、年齢、金利、貯金額によって計算する方法をお話しました。
今日はそれにプラスして「諸費用」についてみていきましょう。
例えば、
「物件価格2800万円」という家があったとしましょう。
「じゃあ用意するお金は2800万円でいいのね」と思ってしまいますが、
実は違います。
何が違うかというと、
物件価格が2800万円なら、
これに「諸費用」という支払いも必要になってきます。
諸費用とは、
手数料、保証料、各種税金、司法書士報酬など、
契約~決済~引渡し後に掛かる様々な費用のことです。
諸費用の金額は、
新築物件の場合、物件価格の3~7%程度
中古物件の場合、物件価格の6~10%程度、です。
例えば、
2800万円の新築物件の場合、
諸費用は84万円~196万円ほど。
そうすると、
2800万円の物件でも、
諸費用を足すと、
3000万円ぐらい必要になるという計算です。
仮に、
住宅購入に充てられる金額が2800万円だったとしたら
諸費用のことを考えて、
物件価格は2600万円ぐらいのものを選ぶとよいですね。
いくらの家なら購入可能なのか、と考えることはとても大切です。
「銀行がたくさんお金を貸してくれるって!」と喜んでいてはいけません。
いくら借りられるか、ではなく、
いくら借りても良いのか、を考えることが大切です。
念願の家を買っても、ローンの支払いがきついと毎日の暮らしも楽しめなくなってしまいます。
住宅の購入を考えられるときには、今回の話を参考にしてくださいね。
ななちゃん「手数料が何百万とかありえへん」
スズ「いちいち額が大きいよね」
今日は、「いくらの家なら購入可能?」の知識をひとつプラスしました。
明日は、「ライフプラン」の知識をひとつプラスしていきましょう。
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