ななちゃん「なんかさ、『家を抵当にする』とか、『不動産に抵当権がついてる』とかいうやん」
スズ「うん」
ななちゃん「抵当ってなんなん?」
スズ「担保みたいなもんやね」
ななちゃん「たんぽ?」
スズ「子どもの『ちゃんと返してくれや。それまでお前の大事なゲームは預かっとくで』って感じ?」
ななちゃん「なんやそれ(笑)」
今日は、「不動産の抵当権」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう
抵当、抵当権 などという言葉 聞いたことありませんか?
住宅ローンなどを組んで家を買う場合
購入する家には「抵当権」がつけられます。
この「抵当権」とはどんなものなのでしょうか。
一つずつみていきましょう。
そもそも「抵当」という言葉は
「担保」と同じような意味で使われます。
お金を借りるときに差し出すモノというイメージですね。
実際に モノを差し出さなかったとしても
「もし借りたお金を返せなくなったら これはあなたのモノにしてもいいです」と
約束しておきます。
さて皆さんは、「質」と書かれた看板を見たことはありませんか?
おなじみでない人もいると思いますが、「質屋」ですね。
質屋は、
お金を貸してくれるところです。
例えば
あなたが質屋でお金を借りようと思ったら
自分の持っている「金銭的な価値のあるもの」を質屋に預けます。
貴金属や ブランド品などを 質屋に預けることで
質屋はそれに応じたお金を貸してくれるんですね。
借りたお金は 返すことが必要ですが
もし何らかの事情で返すことができなくなってしまっても
質屋は借金の取り立てには来ません。
借金の取り立てには来ませんが
預けた貴金属やブランド品などは 手元には戻ってきません。
どういうことかというと
質屋はそれらを誰か他の人に売って
あなたに貸したお金を回収する仕組みになっています。
さて、
住宅ローンなどを組んで家を買う場合
購入する家につけられる「抵当権」の話に戻りましょう。
先ほどの質屋でお金を借りるのとは
金額も方法も違いがありますが
考え方としては似ています。
家を買うためには 銀行などからお金を借りますね。
銀行は「この人ならちゃんとお金を返済してくれるだろう」と判断してお金を貸してくれますが
念のために「万が一返済が滞った場合」についても考えておくわけです。
具体的には、
「万が一返済が滞った場合は その家をもらいますよ」という約束をしておきます。
これが抵当権です。
ですので、
例えば あなたが住宅ローンを組んで家を買った場合
その家はあなたのモノであるけれど
途中で返済が滞ってしまうと 銀行のモノになってしまうということです。
ななちゃん「え、怖くない?」
スズ「無理のない返済計画を」
今日は、「不動産の抵当権」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「ねんきん定期便」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。
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