ななちゃん「いとこがさ、今年から働きだしやって」
スズ「新社会人やね」
ななちゃん「でさ、こないだ初めてのお給料もらって、『聞いてた額と違う』って文句言ってた」
スズ「引かれるものも多いからね」
ななちゃん「実は私もよく分かってへんねん。振込額しか見てへん」
スズ「なんやて?」
今日は、「給料から天引きされる社会保険料」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう
今年、新社会人になられた皆さん、
初めての給料はもらいましたか?
中には、
「最初に聞いていた額と違う」とがっかりした人もいるのではないでしょうか。
例えば、
「初任給21万円」と言われていたから、
21万円が振り込まれると思っていたのに、
17万円しか振り込まれていない、といったような具合です。
では、
どうして振込金額が少なくなっているのでしょうか。
ひとつずつ見ていきましょう。
給料明細が手元にあれば、見てみてください。
厚生年金保険料
健康保険料
雇用保険料
所得税
などの項目があると思います。
これらは、給料から差し引かれています。
中でも金額が大きいのは、
厚生年金保険料と健康保険料です。
厚生年金保険料は、
将来の年金などのために支払う保険料です。
今まで国民年金の保険料を自分で支払っていた人は、
会社員として厚生年金に加入すると、
原則として自分で国民年金の保険料を支払う必要はありません。
厚生年金保険料は、
会社が給料から本人負担分を差し引き、
会社負担分と合わせて納めます。
健康保険料は、
病気やけがをしたときに、
健康保険の給付を受けるために必要な保険料です。
今までは、
お父さんやお母さんの健康保険の扶養家族として
加入していた人もいるでしょう。
社会人になって勤務先の健康保険に加入すると、
自分自身が被保険者となり、
健康保険料を負担することになります。
そして、
雇用保険料も給料から差し引かれます。
雇用保険は、
会社を辞めて仕事を探すことになったときなどに、
必要な給付を受けるための公的な保険です。
所得税も、
給料から差し引かれています。
所得税は、
その年の所得などに応じてかかる税金です。
毎月の給料からは、
その時点で見込まれる税額が源泉徴収されます。
そして、
1年間の給与や所得控除などをもとに計算した税額と、
それまでに差し引かれた所得税との差額を、
年末調整で精算します。
ここで、
ひとつ覚えておいてもらいたいのが、
住民税についてです。
新社会人になった人の中には、最初の給料明細を見て、
「あれ?住民税が差し引かれていない」と思った人もいるかもしれません。
住民税は、
原則として前年の所得をもとに計算されます。
そのため、
前年に学生で、アルバイトなどの所得が少なかった人は、
新社会人になった年には住民税が差し引かれていないことが多いでしょう。
翌年からは前年の所得をもとに計算された住民税が、
給料から差し引かれるようになります。
給料明細を見て、
「何にいくら支払っているのか」を一度確認してみましょう。
ななちゃん「いとこ、来年は手取りがさらに少なくなるんや」
スズ「でも給料が上がるんちゃう?」
今日は、「給料から天引きされる社会保険料」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「厚生年金保険料」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。
独立系ファイナンシャルプランナー事務所 FP office Bellsへのご相談は、
こちらから
https://fp-office-bells.com/contact.php



コメント