ななちゃん「年金に関する記事読んでたら、『所得代替率』ってでてくるやん」
スズ「ななちゃん、詳しく読んでるねんね」
ななちゃん「なんて読むん?」
スズ「『しょとくだいたいりつ』って読むねん」
ななちゃん「所得代替率が60%とか、将来50%とか書いてあるけど」
スズ「ざっくり言うと、もらえる年金が働いてた時の給料の50%、とかそういう意味」
ななちゃん「えー、でもみんな年金も給料もみんな違うやん」
今日は、「所得代替率」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう
所得代替率(しょとくだいたいりつ)という言葉、見たことありませんか?
年金に関する記事によく出てくる言葉です。
今日は、
所得代替率とは何か? ということをみていきましょう。
所得代替率とは、言葉の通り比率を表すものです。
何に対する比率かというと、
平均的な手取り賃金に対する「比率」です。
さらに言えば、
平均的な手取り賃金に対しての、年金額の割合です。
例えば、
所得代替率が50パーセントというと、
現役世代の平均的な手取り賃金が36万円(ボーナス込み)の場合
年金額はその50%、18万円だということです。
さて、
ここで使われる年金額ですが、
「モデル年金」というものを設定しています。
年金額は、働き方などによって人それぞれですよね。
ですので、「モデルの家族」というものを作って、
それを元にしているというわけです。
具体的には、
夫が会社員として40年間働いた
妻は40年間専業主婦だった
この夫婦2人分の年金の合計をモデル年金としています。
ちなみに、現在のモデル年金の額は、23.8万円です。
さて、
この所得代替率、なぜ必要なのでしょうか。
実は年金の特徴として、
「金額ではなく一定の価値を保障する」ということがあります。
これがどういうことを意味するかというと、
物価上昇などにより、生活するために必要な金額というものは変わってきます。
今は、何を買うにしても値段が上がってきていますね。
賃上げも進んでおり、給料の額も上がってきています。
もし、年金を金額で固定してしまうとどうなるでしょうか。
物の値段が上がった時、それに対応できない恐れがあります。
ですので、
現役世代の手取り収入と比べて、どの程度の年金額を受け取れるかを比率で表し、
将来の年金の給付水準を見通すようにしています。
ななちゃん「こんな夫婦今どきおらへんで」
スズ「たしかに」
今日は、「所得代替率」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「介護保険」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。
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