年金の財政検証とは 年金の健康診断のようなものです

年金

ななちゃん「こないだ『国民年金納付 5年延長案』って記事見たよ」

スズ「あー、あれね」

ななちゃん「私ら、5年長く保険料払わなあかんってこと?」

スズ「まだ案やけどね」

ななちゃん「あーよかった」

スズ「でも、ななちゃん60歳過ぎても働くんやったらあんまり関係ないかもよ」

ななちゃん「そうなん?」

今日は、「年金の財政検証」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

年金制度は、
これから100年先もちゃんと機能するように、
5年に一度、財政検証というものが実施されます。

財政検証は、
言わば年金の「健康診断」のようなものです。
健康診断をして、
治療が必要なところがあれば治していくということですね。

言い換えると、
財政検証をして問題が見つかれば
それをもとに年金制度の見直しが行われるわけです。


財政検証で大きく取り上げられるところは、やはり人口でしょう。
働く人口、年金を受けとる人口がどのように推移していくのかを予測して、
今後の年金の給付水準の見通しを確認し
これをもとに年金制度が見直されます。


さて、
来年に予定されている制度改正に向けての話し合いが始まりました。

その中の一つが、
ななちゃんが言っていた「国民年金納付5年延長案」です。

国民年金に加入している人は、
20歳から60歳になるまでの40年間、保険料を支払いますが、
この期間を5年延長して65歳まで保険料を納める、という案のようです。

5年間も長く保険料の支払いを続けるのは大変かもしれませんが、
その分、将来受けとる年金額も増えるということになりますね。


また、最近では60歳を過ぎても働く人が増えています。
会社員として働く場合、
60歳を過ぎても厚生年金への加入が義務付けられています。
要するに年金の保険料の支払いは、働いている間続いているんですね。


例えば、65歳まで継続して会社で働いている人は、
年金の保険料を65歳まで支払っているということです。



ななちゃん「そんな先の話されてもピンとけーへんわ」
スズ「そやろな」



今日は、「年金の財政検証」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「所得代替率」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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