ななちゃん「家買う友達がさ、『ペアローンにしてん』って言っとった」
スズ「そうなんや」
ななちゃん「ペアローンってさ、夫婦でローン組むってこと？」
スズ「そやね。夫婦の場合が多いよね」
ななちゃん「買う家は一軒なのに、2人でローン？」
スズ「買う家は一軒でも、その支払いを夫婦それぞれしていきましょう、っていうことやねん」
今日は、「ペアローン」の知識をひとつ＋（プラス）していきましょう
家を買うとき、殆どの人が住宅ローンを組みます。
住宅ローンとは、
銀行などからお金を借りて家を買い、
借りたお金を毎月銀行に返していくことです。
例えば
夫婦二人で住む家を買うとしましょう。
その家を買うお金、
夫婦どちらが借りますか？
仮に
夫が働いていて、妻が専業主婦の場合
妻には収入がないので
夫がお金を借りることになりますね。
銀行は、収入がない人にはお金を貸してくれません。
けれど
夫も妻も同じように働いていれば、
夫がお金を借りる
妻がお金を借りる
夫婦それぞれがお金を借りる
の中から選べます。
ペアローンとは、「夫婦それぞれがお金を借りる」方法です。
では、
夫や妻が一人でお金を借りるのと
夫婦それぞれがお金を借りるのと
どういった違いがあるのでしょうか。
ひとつは、
夫婦がそれぞれお金を借りると
一人で借りるよりたくさんのお金を借りることができます。
銀行は、借りたい金額を貸してくれるというわけではありません。
収入などに応じて借りられる金額が違ってきます。
なぜかというと、
収入により返せる金額が違うからです。
例えば、
毎月13万円返済できる収入がある人と、
毎月7万円しか返済できない収入の人では、
返せる総額が違ってきます。
仮に、
夫一人だと毎月7万円しか返済できなかったとしても、
妻が毎月6万円返済できれば
ふたりで毎月13万円返済できることになるので
より多くのお金を借りることができますね。
より多くのお金を借りることができるということは、
家を選ぶ選択肢が広がるということです。
もう一つは、
ペアローンを組むことで
夫婦それぞれが住宅ローン控除の適用を受けることができます。
住宅ローン控除とは、
年末のローン残高の0.7％が
所得税からダイレクトに控除される制度です。
ななちゃん「どっちかが仕事辞めたらどうなんの？」
スズ「なんとかローンは返さなね」
今日は、「ペアローン」の知識をひとつ＋（プラス）しました。
明後日は、「収入合算」の知識をひとつ＋（プラス）していきましょう。
独立系ファイナンシャルプランナー事務所 FP office Bellsへのご相談は、
こちらから
https://fp-office-bells.com/contact.php
コメント