案外身近なところにある贈与税

贈与

ななちゃん「ともだちがさー、おじいちゃんからお金をもらった、って言ってた」

スズ「へぇー、気前のいいおじいちゃんやなぁ」

ななちゃん「昔はいろんなとこ一緒に旅行行ったりしてやってんけど、おじいちゃんも車椅子になってなかなか出かけられへんようになってんて」

スズ「そうかぁ」

ななちゃん「家には時々家族で遊びに行ってるみたいやねんけどね」

スズ「それはおじいちゃんも嬉しいね」

ななちゃん「ほんで、前遊びに行った時、お金をあげる、って言われたらしい」

スズ「へぇー」

ななちゃん「家族でもお金をもらったら税金かかるって聞いたことあんねんけど、ほんまなん?」

今日は、「贈与税」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう


「贈与税」という言葉、
聞いたことありますか?

「そんなん、自分には関係ない話やわ」と思いましたか?

でももしかしたら、
関係ないことはないかも知れません。

誰かからお金をもらうと、
もらった金額に応じて税金がかかるのです。

もらった人が税金を支払います
これを贈与税といいます。


ななちゃんの友達の場合、
おじいちゃんからお金をもらったら
その金額に応じて
ななちゃんの友達が税金を支払う必要があります。

お金をあげたおじいちゃんが税金を支払うわけではありません。

「えー、おじいちゃんからお金をもらっただけで?」
と思いますよね。

おじいちゃんからお金をもらうと言っても、
お年玉
お小遣い
お祝いなど
いろんな形があると思います。

ここでは大きなお金をもらった場合のことを考えてみましょう。

仮に、
1年間に110万円を超えるようなお金をもらった場合
贈与税がかかります


こんなに大きな金額のお金は、
「財産をもらった」と考えられるんですね。

逆をいうと、
1年間にもらった金額が110万円以下なら、
贈与税はかかりません。


毎年110万円ずつ、
連続してもらったとしても、
贈与税はかかりません


この110万円のことを、
「基礎控除」といいます。

贈与税の場合、
たくさんのお金をもらっても
基礎控除(110万円)を差し引いて計算しますよ、ということです。


例えば、
おじいちゃんから200万円をもらったとしたら、

200万円-110万円=90万円

90万円に対して贈与税がかかります。

90万円にかかる贈与税は9万円です。


今回は、おじいちゃんからお金をもらった話をしましたが、
誰からもらったとしても考え方は同じです。
(税率は異なる場合があります)



ななちゃん「うちのじいちゃんもくれへんかな」
スズ「何いってんのー」



今日は、「贈与税」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「教育資金の贈与」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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