加給年金が終わったらもらえる振替加算

年金

ななちゃん「ダンナが加給年金もらってるおばさんがおってさ」

スズ「うん」

ななちゃん「加給年金、って65歳になったら終わっちゃうらしいやん」

スズ「そうやね」

ななちゃん「年金、って名前やからずっともらえると思ってたって言ってるよ」

スズ「(笑)」

今日は、「振替加算」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう


ななちゃんのおばさんをAさんとしましょう。

Aさんはもうすぐ65歳。
現在、Aさんの夫の年金には「加給年金」という上乗せがついています。


これは
「妻が65歳になるまでは夫の年金を増やしてあげますよ」という制度です。

つまり、Aさんの存在があるからこそ
夫の年金が多めに支払われているのです。


ところが、
Aさんが65歳を迎えると、
この加給年金はストップします。


「えっ、なくなっちゃうの?」と不安になるかもしれませんが、
ここで登場するのが「振替加算」です。


名前のとおり、
夫の年金についていた年金が、
自分の年金に振替えられる 仕組みです。


65歳からはAさん自身の年金に上乗せされて
受け取れるようになるのです。


加算の金額は生年月日によって違います。

Aさんの場合は 年額16,033円。
(令和7年度)
月にするとおよそ 1,336円 が増えることになります。

大きな金額ではないものの、
「毎月のお小遣いが少し増える」と思えば嬉しいですね。


さて、
振替加算の金額は、「ねんきん定期便」には記載されません。


ねんきん定期便には、
自分が働いて納めた年金の分しか載っていないんですね。
(例外あり)


なので、ねんきん定期便に書かれている金額よりも、
振替加算の金額分、受け取りは多くなる というわけです。


振替加算は
基本的には自動的に加算されますが、
場合によっては届出が必要になるケースもあります。

念のため、
65歳になる前に年金事務所で確認しておくと安心ですね。



ななちゃん「少な」
スズ「(笑)」



今日は、「振替加算」の知識をひとつ+(プラス)しました
明日は、「金利と住宅ローン」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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