ななちゃん「友だち、家族で引っ越したら住宅ローン控除使われへんのや」
スズ「住宅ローン控除は、『その家に住んでいること』で受けれるねん」
ななちゃん「じゃあ、誰か人に貸したら損する分も取り戻せる?」
スズ「住宅ローンが残った家を人に貸すと、銀行から何か言われるかも」
ななちゃん「何を言われるの?」
スズ「契約違反や、って」
ななちゃん「なんやそれ」
今日は、「住宅ローンが残った家を人に貸す場合」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう
ななちゃんの友だち家族は、
転勤が決まって引っ越すようです。
何年かしたら戻ってくると思うので、
家は売らないことにしました。
さて、
転勤で留守にしている間も
住宅ローンの返済は続きますね。
引っ越し先の家賃のことを考えると、
二重の出費になってしまいます。
そこで、
留守にする家を誰かに貸そうかと考えています。
では、
ななちゃんの友だち家族をAさんとしましょう。
Aさんが「住宅ローンが残った家を誰かに貸そう」
と考えた時、
やらなければならないことは何だと思いますか?
見落としがちなことで
とても大事なことがあります。
それは
住宅ローンを借りている金融機関に相談する
ということです。
「え?なんで?」と思いましたか?
理由は、
金融機関との契約にあります。
Aさんの住宅ローンは、
「Aさんが住む家」を条件に借りることができています。
この条件があるから、
優遇金利を受けることもできています。
ということは、
Aさんが無断で自宅を誰かに貸す
ということは契約違反になるということですね。
さて、
仮にAさんが
無断で自宅を貸していることが発覚すると、
金融機関は
「優遇金利」の適用を取り消し
「投資用ローン」への借り換え
「住宅ローン残高の一括返済」などを
求めてきます。
ただし、
Aさんが事前に金融機関に相談し
転勤などでこの先戻る見通しがあれば、
金融機関も貸し出しを認めているようです。
急な異動で転勤が決まると、
いろいろ準備しなければいけないことも多いと思います。
転居先の住まい、
子どもがいれば転校、転入の手続き
引っ越し業者の手配など
けれど、
住宅ローンを返済中なら
金融機関に相談する
ということを忘れずに行ってくださいね。
ななちゃん「えー、そんなん忘れそうやん」
スズ「かもね」
今日は、「住宅ローンが残った家を人に貸す場合」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「留守宅を人に貸す場合」の知識を+(プラス)していきましょう。
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