ななちゃん「会社でやってるDCさ、老後に受け取れるの?」
スズ「そうやね。60歳になってから」
ななちゃん「先長いな」
スズ「そうやね」
ななちゃん「で、60歳になったらどうやってもらえるん?」
スズ「年金形式とか、一括受け取りやね」
ななちゃん「DCって『確定拠出年金』ちゃうかった?」
スズ「そやよ」
ななちゃん「年金なのに、一括でも受け取れるの?」
今日は、「DCの受け取り方」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう
ななちゃんが会社でやっているDCとは、
企業型確定拠出年金(企業型DC)のことです。
老後の年金の上乗せのために
毎月決まった額を
会社が出して(拠出して)くれているんですね。
この貯まったお金は、途中で引き出すことはできません。
仮に、ななちゃんが転職して会社を変わったとしても
それまでに貯まっているお金は
原則60歳になるまでは引き出すことはできません。
では、
ななちゃんが60歳になったら
どのような形で
この貯まったお金を受けとることができるのでしょうか。
ひとつずつ見ていきましょう。
DCで貯まったお金の受け取り方法は
次のようになります。
① 一括で受け取る
② 年金で受け取る
(この他にも、一部を一時金、残りを年金で受け取る方法があります)
DCとは、確定拠出年金のことでしたね。
「年金」という名前ですが、一括で受け取ることができます。
一括での受け取りを選んだ場合
貯まっていたお金が 銀行口座に一気に入金されます。
そのまとまったお金を、
住宅ローンの返済などに使うこともできますが
老後を見据えて計画的に使うことを考えておく必要もあります。
では、
年金での受け取りを選んだ場合はどうでしょうか。
年金での受け取りの場合、
5年、10年、20年などの期間を決めて
分割された資金を毎年受けとります。
(終身で受け取れる場合もあります)
年金で受け取ると、
短期間で使いすぎてしまうことを防げますね。
計画も立てやすいです。
さて、この受け取りですが、
別に60歳になったからといって、
すぐに受け取らなければいけないというわけではありません。
一括でも、
年金でも、
75歳までに受け取ればよい(年金の場合は75歳までに受け取りを開始する)
ことになっています。
ななちゃん「迷うな」
スズ「早いで」
今日は、「DCの受け取り方」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「個人向け国債」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。
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