退職金を受け取った時の 税金の計算方法

税金

ななちゃん「利息もらったら税金かかるんや」

スズ「そやね。でも実際もらう利息は、既に税金が引かれてるねんけどね」

ななちゃん「あー、それね。先に税金が引かれちゃうんよね」

スズ「そうそう。そうやって先に税金が引かれることを何ていうんやったか覚えてる?」

ななちゃん「源泉徴収!」

スズ「あたり!」

ななちゃん「お金を受けとったら税金がかかるんやねー」

スズ「基本的にはね。今日は、退職金を受け取った時のことみていこか」

ななちゃん「退職金なんて、まだまだ先の話やけど・・・聞いとこか」

今日は、「退職金を受け取った時の税金」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう


退職金と聞くと、
定年退職を思い浮かべる人も多いかもしれません。

「自分にはまだまだ関係ない」と思うかもしれませんが、
定年退職でなくても、
転職などで若いうちに退職金をもらうこともありますね。


退職金を受け取るということは、
お金を受け取ることです。

基本的にお金を受け取ると税金がかかります



ただし、
退職金を受け取った場合は、
税金の計算の方法が、
給与を受け取った時とは違います。



どういうことなのかみていきましょう。


退職金は額が大きいですね。
全部に税金がかかってしまうと
たくさんの税金を支払わないといけません。


せっかく長い間働いて、
「おつかれさまでした」と退職金をもらっても、
手元に残るお金が減ってしまいますね。


特に、
退職金を老後の生活のために使おうと考えている人にとっては痛いです。



実は、
退職金を受け取った時は、
特別な方法で税金が計算されます。



例えば、
10年働いた会社を辞めるとしましょう。

すると、
退職金が400万円以下なら、
税金はかかりません。


この、400万円という金額は、
次の計算式により算出されます。


40万円×10年(勤続年数)=400万円(税金が掛からない金額)
(働いた期間が20年以下の会社を辞める場合)


では次に、
20年を超えて働いた会社を辞める場合を考えてみましょう。


例えば
35年間働いた会社を辞めて退職金をもらったとしたら、
退職金が1850万円以下なら、
税金はかかりません。


計算式は先ほどと少し違います。

800万円70万円×【35年(勤続年数)20年】=1850万円(税金が掛からない金額)



このように、
退職金を受け取った場合は、
勤続年数によって
「この金額までは税金がかかりませんよ」という金額があります。


そして、
その金額を超えても
超えた金額の2分の1にしか税金はかかりません


このように、
退職金を受け取った場合の税金は
少なくなるように考えられているんですね。


ななちゃん「10年かぁ・・・長いな」
スズ「そこか」



今日は、「退職金を受け取った時の税金」の知識をひとつ+(プラス)しました
明日は、「医療費」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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