一生涯に掛かる医療費│およそ半分は70歳以降に掛かっています

ライフプランニング

ななちゃん「おばあちゃんがさ『若いころはお医者さんに診てもらったことなんかなかったのに』って言ってて」

スズ「そうなんや」

ななちゃん「最近はなんやかんやでよく病院行ってるねんて」

スズ「そうかぁ」

ななちゃん「『これ以上薬が増えたら分からんようになりそうや』って言ってた」

今日は、「生涯医療費」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

皆さんのまわりに高齢の人はいませんか?

その人たちの中には
「食後の薬」などを飲み続けている人も多いのではないでしょうか。


若いころに飲む薬は 持病がある人を除くと
「風邪をひいた時」
「熱が出た時」など
一時的に飲むものが多いと思います。


けれど年を取ってくると
持病を抱える人も多くなってきますね。

そうなると
体調維持のために 薬を飲み続けることが必要になってくることもあります。


ななちゃんのおばあちゃんも
「若いころは病院には行かなかったのに」と言っていますね。

病院に行くということは 医療費が掛かるということです。


若い頃は 医療費が掛からなかったけれど
高齢になると 医療費が掛かるようになる
そういう人も多いということですね。


さて、
厚生労働省のデータで
「1人の人が生涯で必要となる平均医療費」を推計したものがあります。


分かりやすくいうと、
一生の間に どれだけ医療費が掛かるのかを表したものです。


これによると、
一生涯にかかる医療費の平均は
一人2800万円(令和3年度推計)
となっています。


では、仮に
Aさんの一生涯の医療費が2800万円だったとして
Aさんが何歳の時に
どのぐらいの医療費が必要になるのかをみていきましょう。


Aさんが生まれてから4歳までの間は医療費がわりと掛かります。
小さい子どもは病気することも多いですからね。


その後、10代~40代ぐらいまでは
病院にはあまり行かない時期が続きますが
Aさんが50歳前後になった頃から徐々に医療費が上がってきます。


そして、
Aさんが75歳ごろになると
医療費は若い頃に比べて3倍~6倍ぐらいになります。


では次に
具体的な金額をみていきましょう。

Aさんの一生涯の医療費は2800万円でしたね。


Aさんが
生まれてから70歳になるまでの医療費の合計は1428万円
70歳になってから亡くなるまでの医療費の合計は1372万円

一生涯に掛かる医療費のおよそ半分が、
70歳を過ぎてから必要になってくるということが分かります。



ななちゃん「確かにおばあちゃん、薬をカゴに入れて整理してる」
スズ「増えてくるんよね」



今日は、「生涯医療費」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「投資信託の手数料」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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