そもそも マイナス金利とは何だったの?

金融

ななちゃん「ニュースで『マイナス金利終了』みたいなこと言ってるやん」

スズ「そうやね」

ななちゃん「そもそもマイナス金利、ってなんなん?」

今日は、「マイナス金利」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

マイナス金利という言葉、ニュースの中でもよく耳にしましたね。

日本では長い間、
大規模な金融緩和といって金利を低く抑えてきました。

その結果、
銀行にお金を預けても殆ど利息はつかないし
住宅ローンの金利も低かったのです。


金利は、
世の中の流れだけで決まるものではなく
日本銀行(日銀)が、
世の中が安定しながら成長していくために政策を考えて決めています。

今までは、大規模な金融緩和政策の下にマイナス金利が決められていましたが、
この政策を終了することになりました。


でもそもそも、
マイナス金利、って何だったのでしょうか?


マイナス金利とは、この言葉の通り
預けているお金に
マイナスの利息がつくということです。

それは、
利息分お金が減るということですね。


けれど、これは私たち一般人に直接関係することではありません。
日銀にお金を預けている場合にのみ関係することです。


では、日銀にお金を預けているのは誰なのでしょうか?


例えば
皆さんが「私の給料の振込口座は日銀にしたい」と思っても、
一般の人は日銀に口座を作ることはできません。
企業も同様です。

日銀に口座を作ることができるのは、
皆さんもおなじみのメガバンク、地方銀行などの民間銀行です。


民間銀行は、日銀にお金を預けなければならない、という決まりがあります。

その預けるお金の一部にマイナスの利息がつけられていたわけです。


さて、
今回マイナス金利が終了すること
私たちにはどんなことが関係してくるのでしょうか


既にいくつかの銀行は預金の金利を引き上げを決めています。
以前よりたくさん利息がつく、ということになります。

また、
これからは住宅ローンの金利が上がってくることも考えられます

住宅ローンの金利が上がると
変動金利で借りている場合は
月々の返済額が上がってきます。


いずれの場合も、急激に金利が上がることはないと思います。
ただ、日本では長い間超低金利だったので
「金利は動かない」と思っている人も多いかも知れませんが、

「金利は動く」ということへの頭の切り替えが必要かも知れません。

ななちゃん「利息がたくさんつくのは嬉しいけど、住宅ローンの金利が上がるのは嫌やな」
スズ「どっちか一方ということにはならへんのや」



今日は、「マイナス金利」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「インボイス制度」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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