ななちゃん「こないだ銀行いったら窓口のお兄さんが『金利優遇キャンペーンやってますよ』って、チラシくれはってん」
スズ「私ももらったことあるわ」
ななちゃん「+0.1%、とかめっちゃ大きい字で書いてあるねんけど、あれなんなん?」
スズ「それって、『ウチの銀行にお金を預けてくれたら、利息たくさん付けますよ』、っていうやつやね」
ななちゃん「そうなん? それやったら預けようかなぁ。利息がたくさん付いたらうれしいもんね」
スズ「そやね。でもまずその金利でどのぐらいの利息が付くのか、計算してみようよ」
今日は、「金利」の知識をプラスしていきましょう
「金利」とは、
お金を預けた時に、どれだけ「利息(利子)」がもらえるか
お金を借りた時に、どれだけ「利息(利子)」の支払いが必要か
計算するために使うものです。
「利息」と「利子」は、基本的に同じ意味で使われます。
さて、ななちゃんが銀行の窓口でもらったチラシには、「金利+0.1%」と書いてあったようです。
それはどういうことかというと、
その銀行の通常の定期預金の金利が0.2%だったとしたら
それに0.1%プラスしますよ、ということです。
要するにこの場合は、
「キャンペーン期間中は金利0.3%ですよ」ということになります。
金利ですが、殆どの場合「1年間の金利」です。
この銀行の場合だと、
「1年間預ければ、あなたのお金は0.3%増えますよ」ということです。
では、ななちゃんがこの銀行に10万円預けたとしましょう。
キャンペーン期間中なので金利は0.3%です。
計算式は次のようになります。
10万円×0.3%=300円
300円が利息です。
つまり1年後には、10万円だったお金が100,300円に増えます(税金は考慮していません)。
では反対に、
お金を借りた場合のことを考えてみましょう。
10万円を消費者金融で借りたとします。
消費者金融の場合、金利は18.0%ということが多いです。
計算式は、お金を預ける時と同じです。
10万円×18.0%=18000円
18000円が利息です。
つまり、
借りたお金は10万円だけれど、1年後には118,000円返さないといけないことになります。
ここでは、
お金を預けた時の金利0.3%
お金を借りた時の金利18.0%
としてみてみました。
10万円も預けたのに、300円しか増えないのはさびしいですね。
「もっと金利が高かったらいいのに」と思いますよね。
逆に、
10万円しか借りていないのに、18000円も利息を支払わないといけないのは辛いですね。
「もっと金利が低かったらいいのに」と思いますよね。
このように「金利」は、
お金を預ける場合は、高い方が得だし(お金がたくさん増える)
お金を借りる場合は、低い方が得(利息が少なくて済む)、ということになります。
ななちゃん「チラシ、めっちゃお得感出しるけど、あんまり利息つかへんやん」
スズ「・・・」
今日は、「金利」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日はちょっとテーマを変えて、「相続」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。
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