ななちゃん「介護報酬、って介護やってる事業者さんがもらうお金のことやってんね」
スズ「そうそう」
ななちゃん「病院が、健康保険からお金をもらうのと同じ感じ?」
スズ「たしかにそうやね」
ななちゃん「じゃあ介護保険料、っていうのは健康保険の保険料みたいなもんなんや」
今日は、「介護保険料」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう
介護保険制度は、
年を取ったり、認知症になった人を
社会全体で支え合う、という考えのもと作られた制度です。
介護保険制度がなかった頃は、
介護が必要な人を、家族だけで世話してきました。
例えば、
一日中目が離せない老親の世話をする為に
仕事を辞めざるを得なかったり、
個人的にヘルパーさんを雇ったりすることで 多額の費用が掛かったりもしていました。
介護保険制度ができたのは2000年です。
ちょっと前までは、
このように介護する家族の負担がとても大きかったんですね。
さて、
この制度を維持していくために重要な財源は、
私たちが支払う保険料と
国や市町村などの負担金です。
では 私たちが支払う保険料、
日本に住む人全員が支払っているのでしょうか?
実は 保険料を支払っているのは40歳以上の人たちです。
40歳になったら介護保険料の支払いが始まり、
生きている間ずっと続きます。
例えば、
自分が80歳になって介護サービスを受ける側になったとしても
介護保険料の支払いは続きます。
介護保険料ですが、
65歳以上の人と、
65歳未満の人とでは
若干内容が異なります。
65歳以上の人が支払う介護保険料は、
本人や世帯の所得などによりいくつかの段階に分かれています。
標準では13段階ですが、その数は市町村ごとに異なります。
当然ながら、所得が高ければ保険料も高くなります。
また、基準となる保険料は3年に一度見直されます。
例えば、70歳の人が
「私の介護保険料は毎月7000円なのね」と思って予算を立てても、
3年に一度見直されるので
「今年から毎月9000円になった⁈」ということが起こるかもしれません。
介護保険料の全国平均ですが、
介護保険制度がスタートした頃は2900円ぐらいだったのが、
今は6000円を超えています。
この先も高くなっていくことが予想されています。
ななちゃん「めっちゃ高なってるやん」
スズ「利用する人が増えてるということやね」
今日は、「介護保険料」の知識をひとつ+(プラス)しました。
来週は、「介護保険料」の知識をもうひとつ+(プラス)していきましょう。
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