ななちゃん「スズさー、銀行ローンの話で、金利2.0%とかゆうとったやん」
スズ「うんうん」
ななちゃん「お金を借りる時の金利、ってことは分かるけど、何に対してのパーセンテージなのかよー分からへん」
スズ「そっかぁ」
ななちゃん「借りるお金に、2.0%とか掛け算するん?」
スズ「確かに分かりにくいかもね」
ななちゃん「よーわからんわぁ」
スズ「じゃあちょっと詳しくみていこか」
今日は、「利息の計算」の知識をプラスしていきましょう
住宅ローンを借りる時、
「金利〇〇%」「〇〇年返済」という言葉に直面します。
いくらの金利で借りて、
何年かけて返済するのか、
最初に決める必要があります。
金利については、
「金利0.5%」「金利2.0%」などと表示されます。
仮に、
3000万円のお金を、
「金利2.0%」「35年返済」で借りた場合をみていきましょう。
(ここでは、住宅ローンを借りている間金利が変らない、また、毎月一定額の返済をする、とします)
3000万円を借りた瞬間は、
借りているお金の残高は3000万円ですね。
けれど、毎月少しずつお金を返していくので、借りているお金の残高は3000万円から少しずつ減っていきます。
毎月お金を返していくことで、
だんだん、だんだん、少しずつ残高は減っていき、
最終的に借りているお金の残高がゼロになるわけです。
このように借りているお金(借入残高といいます)は、毎月少しずつ減っていきます。
それでは先ほどの、
3000万円のお金を「金利2.0%」「35年返済」で借りた場合、の続きです。
3000万円を金利2.0%で借りると、
3000万円×2.0%=60万円
・・・60万円が利息の総額?と思いたくなりますが、そうではありません。
少し複雑ですが、次のようになります。
読むのが面倒なら最後のまとめだけ読んでもらえればいいです。
借りているお金の残高が3000万円の時は、
3000万円に金利2.0%かかります。
3000万円×2.0%=60万円(1年間の利息)
という計算式です。
これを1カ月に直すと、
60万円÷12カ月=50000円(1か月の利息)
になります。
この場合、
住宅ローンの返済がスタートした最初の月の利息の支払は50000円です。
次の月は、前の月に比べると残高が少し減っていますね。
すると、今度は減った残高に対しての2.0%(÷12)が利息になり、
2か月目の利息の支払は49900円、のようになります。
このあとも、3か月目、4か月目・・・とだんだん利息は少なくなっていきます。
このように、
住宅ローンの利息は、その時点での借入残高を元に計算されます。
利息の支払方法ですが、
毎月の返済額の一部として支払っていきます。
住宅ローンを借りている人から、「最初のうちの支払いは、殆どが利息や」など嘆く声も聞こえてきますが、毎月一定額を返済していく方法だと、最初のうちは利息部分の割合が多いことになりますね。
たとえば、
毎月の返済が10万円なら、
最初は、そのうちの5万円が利息、などということになりますが、
そのうち利息部分は4万円、3万円・・・という具合に徐々に少なくなっていき、
反対に、借り入れた金額(元金)の返済部分が6万円、7万円・・・という具合に増えていきます。
毎月借入残高が減っていくことで、
それを元に計算される利息も毎月減っていき、
結果的に元本の返済が進んでいく。
このようになります。
ななちゃん「わかったような、わからんような・・・」
スズ「なんとなくどういう仕組みなのかだけ分かってればええよー」
今日は、「住宅ローン」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は「住宅ローンの金利の種類」についての知識をひとつ+(プラス)してみましょう。
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コメント
とてもよく分かりました!!ありがとうございます!