いくらの家なら買えそう?② 計算方法

住宅ローン

ななちゃん「チラシに載ってるマンションとかさ、めちゃめちゃ高いやんね」

スズ「そうやよね。何千万円とかさ、しれっと書いてある」

ななちゃん「あまりに高すぎて、それが高いのかどうかピンとけーへん」

スズ「わかるわかる。普段の買い物やったら、『これ高い!』とか、『この値段は私にはだされへん!』とかすぐわかるやんね」

ななちゃん「それそれ! 高すぎて値段見てもピンとけーへんから、自分に買えるのかどうかわからへんよね」

スズ「そうやねん。でもそれを計算する方法があるから、それを今日はみていこね」

今日は、「いくらの家なら購入可能?」の知識をひとつプラスしていきましょう


欲しい家に出会った時、
自分が買えるのかどうか、どうやって判断しましょうか?


ではまずここで、
電化製品や、家具などを買う時のことを思い浮かべてみてください。


「来月ボーナス入るから買えるな」とか、
「貯金があるから買えるわ」などと考えませんか?


けれど、
家の場合はそういうわけにはいきませんよね。
金額があまりに高すぎて判断しづらいです。


では、
その家が買えるかどうか、どうやって判断するのでしょうか。

ひとつは、
買うために必要なお金を銀行から借りられるか、ですね。
銀行からお金を借りられないと、家は買えません。


そしてもうひとつは、
その家を買ったとしてもその後の生活に無理がないか、です。


では、
「いくらの家なら購入可能?」を具体的に考えていきましょう。


それは、

年収
年齢
お金を借りる時の金利
貯金額

によって決まってきます。


ではここからは、
次のような人の場合、
どのぐらいの家が買えるのかみていきましょう。


年収 400万円
年齢 35歳
お金を借りる時の金利 2.0%(ここでは返し終わるまで金利が変らないものとします) 
貯金額(頭金として出せる額)300万円

とします。


では、ひとつずつみていきましょう。



まず、年収です。
ローンを無理なく返していくために、年収の25%を毎年返済するとします。
この人の場合、年収(400万円)の25%は100万円。

毎年100万円なら、無理なく返せると考えます。
毎月83000円程の返済です。



次に、年齢です。
この人は35歳なので、この先長く働きながら返済できますね。
65歳まで働くとして、30年間かけて返済できると考えます。


ここからは、
「返済額早見表」というものを使って計算します。
(毎月一定の金額を返済する場合)


毎月83000円ずつ、
30年間、
金利2%で返済


この条件を当てはめると、
借りられる金額は2250万円になります。
(どれだけ借りられるかは、最終的には銀行の判断になります)


そして最後は貯金額です。
頭金として300万円出せるとすると、
先ほどの2250万円と合わせて、2550万円。


ここでようやく、
この人の場合、
2550万円までなら、住宅購入に充てられるということが分かります。



ただしこれは一例です。

例えば、
今後年収が上がっていくことも期待できるので、
途中で繰上返済というものをすることを考え、最初は返済期間を長くしておくという方法もあります。


仮に、
返済期間を5年延ばして35年にすると、
あと250万円多く借りても無理はないかな、
と考えられます(返済額早見表による)。


さて、
家を買うには、物件価格だけでなく諸費用というものがかかってきます。
明日はそれについてみてきましょう。


ななちゃん「頭フリーズ・・・無理」
スズ「ひとつずつね」



今日は、「いくらの家なら購入可能?」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「いくらの家なら購入可能?」の知識をもうひとつ+(プラス)していきましょう。



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