円安➁ 為替レートはどうやって決まるの?

金融

ななちゃん「私が海外行くとき、円安じゃなかったらいいな」

スズ「海外行く予定あるん?」

ななちゃん「ないけどさ(笑)」

スズ「できれば円安じゃないときに海外行きたいけど、そんなん分らんもんね」

ななちゃん「でもさ、円安になるかどうかってどうやって決まるん?」

今日は、「円安」の知識をもうひとつ+(プラス)していきましょう

今、34年ぶりの円安と言われていますね。
1ドルに両替するために、160円近くのお金が要るわけです。

3年ぐらい前は、
110円あれば1ドルに両替することができていました。
これを「3年前より円安になっている」という言い方をします。


アメリカのスタバのコーヒーが5ドルだとすると、
3年前は550円で飲めたのに、
今は800円ないと飲めません。

コーヒーだけでなく、
ドルで支払うものは全て、1.5倍近く値上がりしている感覚ですね。


さて、
このように、「1ドル=〇〇円」ということを、為替(かわせ)といいます。
ドルに限らず、世界の「通貨を交換(両替)すること」です。


私たちがいつも耳にするのは、
ドルと円を交換する場合のレート交換の比率)です。
これを、「為替レート」という言い方をします。

この為替レート、どのように決まるのでしょうか。

実は、為替レートは誰かが決めているわけではありません。
需要と供給のバランスにより、自動で決まります

どういうことかみていきましょう。


ドルと円の為替場合、
需要というのは
「ドルに換えたい(両替したい)」
「円に換えたい(両替したい)」ということですね。


ドルに換えたい、ということは、
持っている円をドルに両替したい、ということです。
海外旅行に行くときに、ドルに両替して財布に入れておくことと同じですね。


円に換えたい、ということは、
持っているドルを円に両替したい、ということです。
アメリカの人が日本に旅行に来る時に、ドルを円に両替して財布に入れておくことと同じです。


「ドルに両替したい」という日本人と
「円に両替したい」というアメリカ人

どちらの需要が多いのか、ということです。


ドルに両替したい」という日本人の方が多ければ、
それは、
ドルがたくさん買われて、円がたくさん売られるということです。

それは、
ドルの方が、円より需要が多いということになります


モノの値段が、需要が多ければ高くなるのと同じで、
通貨も需要が多ければ高くなります。

現在は、ドルの方が円より需要が多いので、
ドルが高くなり、円が安くなっています。
これが円安です。


ただ、
ドルと円の需要は
海外旅行に行きたい人たちが、両替することだけで決まるわけではありません。
では、他にどのような理由があるのでしょうか。

明日は続きを見ていきましょう。



ななちゃん「日本に来る人、アメリカ人だけちゃうやん」
スズ「だね」



今日は、「円安」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「円安」の知識をもうひとつ+(プラス)していきましょう。



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