ななちゃん「おじさんが、『年金前倒しでもらう』って言ってる」
スズ「なるほど」
ななちゃん「どうせオレは長生きせーへんやろから、って」
スズ「あら」
ななちゃん「早くもらえるんやったらその方がいいよね?」
今日は、「年金の繰上げ受給」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう
公的年金は
原則65歳から受け取りますが、
希望すれば
60歳から64歳の間に前倒しで受け取る「繰上げ受給」ができます。
ただし、
繰上げる月数によって
年金は減額されます。
繰上げ受給を考える人は少なくありません。
例えば、
60歳で仕事を辞めて収入がなくなってしまった人。
「自分は長生きしないと思うから、早めにもらった方が得では?」と考える人。
あるいは、
受け取った年金を投資して増やしたいと考える人もいます。
確かに、
繰上げ受給にはメリットがあります。
65歳を待たずに年金を受け取れるため、
生活費に充てることができるし
そのお金を自由に使うこともできます。
けれど、デメリットもあります。
最も大きいのは、
減額された年金額は
一生減額されたままになることです。
たとえ90歳、100歳まで長生きしても、
減額された年金額は元に戻りません。
また、
繰上げ受給をすると、
その後に病気やケガで障害状態になった場合、
原則として障害年金を請求できなくなります。
将来何が起こるかは誰にも分かりません。
健康に自信がある人でも、この点は十分に理解しておく必要があります。
さらに、
「年金を投資に回せば増やせる」と考える人もいますが、
投資には値下がりのリスクがあります。
お金を使おうと思った時に
元本割れしている可能性もあります。
そもそも年金は、
自分が払った保険料を取り戻すための制度ではありません。
年金は「長生きに備える保険」です。
何歳まで生きるか分からないからこそ、
生涯にわたって受け取れる仕組みになっています。
繰上げ受給は、
人によっては有効な選択肢になることもあります。
けれど、
一度手続きをすると
原則として取り消すことはできません。
目先の損得だけで判断せず、
年金は老後を支える大切な保険であることを理解したうえで
慎重に検討することが大切です。
ななちゃん「迷うね」
スズ「早ない⁈」
今日は、「年金の繰上げ受給」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「家を建てるときの費用」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。
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