ねんきん定期便の見込額を増やす方法があります

年金

ななちゃん「ねんきん定期便さ、50歳以上の人に届くやつは金額確定なんやろ?」

スズ「確定ってわけちゃうよ。これぐらいもらえますよー、っていう見込額」

ななちゃん「でもさ、働いても金額変わらへんのやろ?」

スズ「同じ働き方した場合ね」

ななちゃん「働いても年金増えへんなんて萎えるで」

スズ「まあそうやけど、もらえる額が早めに分かっといた方が計画立てやすいよね」

今日は、「ねんきん定期便」の知識をもうひとつ+(プラス)していきましょう

50歳以上の人に届くねんきん定期便は
65歳からもらえる年金の見込み額が載っています。


この見込み額は 確定というわけではありません。

これから60歳になるまで
今と変わらない働き方をした場合
「これぐらいの金額になりますよ」というものです。


要するに、
これから60歳になるまでに納める保険料は
既に織り込まれているんですね。


さて、
この見込み額ですが
変わることがあります


どういうときに変わるのでしょうか。


それは、
60歳過ぎても働き続ける場合です。


ねんきん定期便の見込み額の
元となる条件を思い出してください。


60歳になるまで
今と変わらない働き方
でしたね。


ということは、
60歳になってからも働くことで
見込額が変わってくるということです。


例えばAさんの場合をみていきましょう。

Aさんは58歳。
先日届いたねんきん定期便には
年金の見込額が190万円となっていました。


ということは、
Aさんが65歳になったら
毎年約190万円の年金がもらえるということですね。


さて、
Aさんは
60歳までは今の会社で働くつもりにしています。

60歳になってからのことはまだ決めていませんが、
65歳ぐらいまでは働こうと考えています。


例えばAさんが、
65歳まで
年収300万円で働くとしましょう。


すると、
Aさんが65歳からもらえる年金の見込額は
約8万円増えて、
約198万円になります。


どういうことかというと、
60歳になってからも更に5年間
保険料を納めるということですね。

納める保険料が増えれば、
もらえる年金の額も増えるということになります。


このように、
50歳以上の人に届くねんきん定期便の見込額も
60歳以降も働くことによって
増やすことができます。



ななちゃん「おーなるほど」
スズ「よかった」



今日は、「ねんきん定期便」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「年金の繰下げ受給」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



独立系ファイナンシャルプランナー事務所 FP office Bellsへのご相談は、
こちらから
https://fp-office-bells.com/contact.php

コメント