損益通算とは? 損をしても それを活かす方法です

投資

ななちゃん「投資やってる友達が、『儲かったやつもあるし損したやつもある』って言ってた」

スズ「ほーほー」

ななちゃん「株主優待が欲しくて買った株が下がったらしいわ」

スズ「ありゃ」

ななちゃん「もう上がらへんかも、って売っちゃってんて」

スズ「そっか」

ななちゃん「価格が下がってるときに売ったら利益マイナスやん。税金どうなるの?」

今日は、「損益通算」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

投資をやっている人なら、損益通算という言葉は知っているかも知れませんね。

投資における損益通算とは、
損失と利益を相殺することです。

これだけではちょっと分かりにくいですね。
ひとつずつみていきましょう。


株式や投資信託を保有していると、
その間分配金などが支払われることがあります。


また、
株式や投資信託などを
買った金額より高い金額で売れば 差額が利益となります。


どちらの場合も
お金を受けとることになるので 税金がかかります


けれど、
投資をやっていると利益を得ることばかりではありません。
ななちゃんの友達のように
値段が下がった時に株式を売れば損失ですね。


例えば
34万円でA株式会社の株を買った
30万円に下がった時に売った
すると、4万円の損失になります。

この場合
利益は出ていないので 税金はかかりません。
でも税金はかからなくても 4万円の損失は大きいですね。


こんな時、
この4万円の損失を活かす方法があります。

それが損益通算です。


どのような方法かというと
投資で得た利益から
4万円の損失を差し引くことができます。


例えば
皆さんが投資をしていて
1年間で分配金や配当金の合計が10万円になったとしましょう。


これだけだと
10万円に約20%の税金がかかります。
金額にすると 約2万円ですね。


けれど、
同じ年 株式を売って4万円の損失が出ていたとします。

すると、
先ほどの10万円から4万円を差し引けます

10万円-4万円=6万円


4万円を差し引くことで
結果的に6万円に約20%の税金がかかることになります。
金額にすると約1.2万円
最初の計算より 安くなりましたね。


このように、
損失分を利益から差し引くことで、
支払う税金の額が少なくなります。



ななちゃん「ただでは転ばんってことやな」
スズ「(笑)」



今日は、「損益通算」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「投資信託の分配金」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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