ななちゃん「うちのお父ちゃん定年退職してん」
スズ「そうなんや。お勤めご苦労さまやったね」
ななちゃん「今は元気やけど、『この先病気して医療費かかったらどないしよ』って心配してた」
スズ「そっかぁ」
ななちゃん「これからはあんまり稼がれへんし大丈夫かなぁ、って」
スズ「確かに、年とっていくと病気しやすくなってくるよね」
ななちゃん「保険入っといたほうがええかな、って言ってた」
スズ「民間の医療保険のことやね」
今日は、「医療保険」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう
医療保険、と一口に言っても、
公的な医療保険と
民間の医療保険があります。
日本に住む全ての人は、
公的な医療保険に加入しています。
民間の医療保険は、
入りたいと思った人が自由に入る保険です。
例えば、
入院したら1日5000円受け取れる
手術したら1回10万円受け取れる
ガンと診断されたら100万円受け取れる
といったような内容になっています。
ななちゃんのお父さんは、
これから自分が病気になった時に
医療費の支払いは大丈夫なのかと心配しているようですね。
民間の医療保険の加入を考えているようです。
では、自分の場合
入った方がよいのか、入らなくてもよいのか
どのように考えればよいのでしょうか。
大きく捉えると、
民間の医療保険は、
公的な医療保険の不足分をカバーするものであるということです。
例えば、
ななちゃんのお父さんがこの先大きな病気をして
入院・手術が必要になったとしましょう。
一般的な手術を受けて医療費が高額になった場合、
窓口での負担が多くなったとしても
一定以上の金額を超えた分については、後から払い戻されます。
また、
窓口での負担も、
若い頃は医療費の3割を負担しますが、
年齢が上がってくると、
2割負担、1割負担(所得による)などに減ってきます。
これらは、公的な医療保険の制度です。
民間の医療保険は、
これらの公的な医療保険制度を使って
なおかつ心配な部分を補填するという考え方になります。
例えば、
入院中の差額ベッド代
入院時にかかる諸費用
先進医療のような医療行為を受けた場合の費用
そういったものに対する経済的な負担を減らせます。
また、家族が入院すると、
お見舞に行くための交通費がかかる
家事が通常通りにできなくて外食が増えてしまう
そういったことがあるかも知れません。
そういった時、
一時金などを受け取れることで、
精神的にも金銭的にも
家族の負担が軽減されるかも知れませんね。
民間の医療保険に加入するかどうかは、
これらの費用を
収入や貯金の中から支払えるかどうか
考えて決めることになります。
ななちゃん「きっとお父ちゃんは病気にならへんと思う!」
スズ「そうだといいよね!」
今日は、「医療保険」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「障害を負った時の保険」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。
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