ななちゃん「所得税の計算さ、副業で始めた商売の所得は給料と合算するんやー」
スズ「基本的にはね」
ななちゃん「なんかめんどくさそうやな」
スズ「たしかに」
ななちゃん「もしかして住民税も増えたりするん?」
スズ「そやね」
ななちゃん「投資やろうかと考えてるけど、投資で利益が出たら住民税まで増えてしまうんか…」
スズ「それはね、合算しない場合もあるねん」
ななちゃん「どういうこと?」
スズ「分離課税、っていって、他の所得とは分けて税額計算するねん」
今日は、「分離課税」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう
分離課税という言葉、
あまりなじみがない人も多いかも知れませんね。
分離課税とは、
他の所得と合算せずに税額を計算することです。
分かりづらいですね。
どういうことか一つずつみていきましょう。
皆さんの身近な分離課税は、
銀行に預けているお金につく利子です。
銀行によって通帳の表記の仕方は多少違いますが、
振り込まれる利子は、
税金が既に引かれた金額になっています。
利子を受け取った時点で、
所得税の支払は完了しているんですね。
ですから、
この受け取った利子は
他の所得と合算して確定申告する必要はありません。
このように、
先に税金が差し引かれて支払われる方法を
分離課税の中でも
源泉分離課税といいます。
他のケースを考えてみましょう。
例えばあなたが会社員だったとして、
株式や投資信託などを持っていたとします。
すると、分配金などを受取ったり、
売買することで利益を得たりすることもありますね。
それらの儲けは分離課税になります。
(配当所得に関しては例外あり)
株式の売買で大きな儲けが出たとしても、
給与所得と合算する必要はありません。
株式の売買などでの儲けは、
他の所得とは別に(分離させて)税額を計算し、納税します。
ちなみに、
他の所得と合算する原則的な課税方法を、
総合課税といいます。
ななちゃん「まじわからん」
スズ「今は分からなくても、なんかのときに思い出してー」
今日は、「分離課税」の知識をひとつ+(プラス)しました。
来週は、「投資信託の口数」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。
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