ななちゃん「会社のパートの人が、『扶養出て働こうかな』って言ってた」
スズ「なるほど」
ななちゃん「扶養ってさ、なんかいくつも壁?あるやんね」
スズ「うん」
ななちゃん「どの壁を出るんやろ?」
今日は、「扶養に入る?外れる?年収の壁の仕組み」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう
パートで働く際、
「扶養内で働きたい」と考える方は多いですが
注意すべきポイントは
税金と社会保険の2つの“壁”があることです。
特に、
働き方を大きく左右するのが
社会保険の基準である年収130万円、もしくは106万円のラインだと言えるでしょう。
パートで働くAさんは、
これまで「150万円までが税制上の優遇ライン」と考えつつも
慣習として「103万円」を意識して
シフトを抑えて働いてきました。
けれど
2025年分から税制が見直され
所得税の基礎控除などが拡大したことで
年収160万円程度までは所得税がかからない仕組みになりました。
このため、
以前ほど「103万円の壁」を気にしなくてもよい環境が整いつつあります。
一方で、
社会保険の扶養基準は従来と変わりません。
年収130万円以上(勤務先の条件によっては年収106万円以上)になると、
配偶者の扶養から外れ
自分で健康保険と年金の保険料を負担する必要があります。
こうした点を踏まえ、
Aさんは「103万円にこだわって働く必要は以前より少なくなった一方で、
130万円(または106万円)をどのように考えるかが大切だ」と整理しました。
ただし、
それも絶対的な基準ではなく
・住民税の負担
・社会保険に加入するメリット
・将来の年金額
・世帯全体の手取りなどを
総合して検討する必要があります。
このように、
税金の壁は緩やかになり 働き方の選択肢は広がりましたが、
最適なラインは人によって異なります。
Aさんのように、
夫婦や家計全体で数字を確認しながら
自分たちに合った働き方を探ることが大切だと言えるでしょう。
ななちゃん「ややこしすぎる」
スズ「(笑)」
今日は、「扶養に入る?外れる?年収の壁の仕組み」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「医療費控除とセルフメディケーション税制」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。
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コメント
すごく分かりやすくて、スッキリしました!