取り崩しの仕方で老後資金が変わる│定率法と定額法とは

ライフプランニング

ななちゃん「おじさんが退職金もらったって言ってた」

スズ「そうなのね」

ななちゃん「これから年金もらうけど、少し足らへんから退職金とか貯金もちょっとずつ使おうかなって言ってた」

スズ「なるほど」

ななちゃん「足らへん分、適当に使っていったらいいのかな」

今日は、「資産の取り崩し方法」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

リタイヤ後は、
貯めてきたお金を「どう使っていくか」がとても大切です。


そのためには、
計画的に取り崩していくことがポイントになります。


取り崩しの方法には、
定率法
定額法というやり方があります。


では、それぞれどういった方法なのか見ていきましょう。


定率法とは、
持っているお金の中から「毎年〇%」という割合で取り崩す方法です。


たとえば1,000万円ある場合に
「毎年3%ずつ」と決めると、
最初の年は30万円を取り崩します。

次の年は、
残った金額や運用の結果によって
取り崩す金額が少し変わります。


お金が増えれば多く使え、
減れば少なくなる仕組みなので
資産が長持ちしやすいのが特徴です。

ただし、
景気が悪くて資産が減った年は
使える金額も少なくなる点に注意が必要です。



定額法とは、
毎月または毎年、決まった金額を取り崩す方法です。


たとえば
「毎月5万円」と決めておけば
資産の増減にかかわらず 決めた額を取り崩します。

生活の計画が立てやすく、
家計管理もしやすいのがメリットです。


ただし、
運用で資産が減っていても同じ金額を取り崩すため
資産が減る速度が速くなってしまうこともあります。


たとえば、
運用がうまくいかず資産が目減りしても
毎月5万円を引き出し続けると
残高の減り方がどんどん早くなってしまうんですね。

その結果、
長生きしたときに資産が足りなくなる心配があります。


さて、これらの方法ですが
どちらか一方に決めるよりも
2つを組み合わせるのがおすすめです。


基本は
一定の金額で取り崩しつつ、

運用がうまくいった年は少し多めに、
資産が減った年は少なめにするなど、
柔軟に調整するのがコツです。



ななちゃん「予定より少なくしか使われへんかったらいややん」
スズ「(笑)」



今日は、「資産の取り崩し方法」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「取り崩し期の家計管理」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



独立系ファイナンシャルプランナー事務所 FP office Bellsへのご相談は、
こちらから
https://fp-office-bells.com/contact.php

コメント