ななちゃん「住宅ローンを退職金で返そうと考えてる人いるやん」
スズ「そやね」
ななちゃん「なんかで読んだけど、退職金で返したら老後資金が足らへんようになったって話」
スズ「そっかー」
ななちゃん「どうしたらいいんやろね」
今日は、「住宅ローンを組むときの注意事項」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう
住宅ローンを組むときに考えるべきことは何でしょうか。
40歳の時に住宅ローンを組んだ
Aさんの場合を見ていきましょう。
Aさんが住宅ローンを組むときに考えたことは
「月々の返済額」でした。
毎月の給料から返済に充てられる金額を考えたということですね。
これは大切なことではあります。
さて、
Aさんが住宅ローンを組んだのは40歳。
定年までは20年です。
要するに、
安定した給与収入があるのは、あと20年ということです。
(もちろん例外はありますが…)
20年で返済したいと思いましたが、
返済期間を20年にすると
毎月の返済額が予算をオーバーしてしまいます。
そこで、
返済期間を35年に延ばして計算してみると、
月々の返済額は予算内に収まりました。
けれどこの場合、
月々の返済額が予算内に収まっても
返済期間が35年になるので
Aさんが75歳になるまで返済が続くということです。
さて、どうしましょう。
75歳というと、
仕事も辞めて
年金だけの生活になっていることが考えられます。
そうすると、
現役時代と同じ額を毎月返済していくことは難しいですね。
ここで多くの人が考えることは
「繰り上げ返済を行いながら、退職金で完済する」
といったことでしょうか。
では、
退職時の借入残高はいくら?
実はAさんはそこまでは考えていませんでした。
漠然と「退職金で返せるだろう」と思っているぐらいで、
具体的に
退職金はいくらなのか
その時点での借入残高はいくらなのか
を考えていなかったということです。
住宅ローンを組むときは
月々の返済額だけに目を向けるのではなく、
先のことも見通してトータルで考えておくことがとても大切です。
ななちゃん「先のことなんて分からへんやん」
スズ「そうは言ってもね」
今日は、「住宅ローンを組むときの注意事項」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「住宅ローンの金利が決まる日」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。
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