ななちゃん「大きな手術とかしても、払う医療費って上限あるねんて?」
スズ「うん」
ななちゃん「窓口で30万円請求されても、8万円で済むとか」
スズ「高い医療を受けても上限があったら安心やよね」
ななちゃん「ほんまやわ」
スズ「でもその上限金額が今度上がるみたい」
ななちゃん「なに⁈」
今日は、「高額療養費の見直しとは」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう
大きな病気やケガなどで病院にかかると
医療費の支払いが心配ですね。
身体を治してもらうために
必要な医療は受けたいけれど
高額な治療費がかかるとなると
「そんな医療費払えるんだろうか?」と心配になります。
けれど、
こんな心配をしなくてもよいように
日本には「高額療養費制度」というものがあります。
高額療養費制度とは、
医療費(保険診療)が高くなったとしても
その人の所得に応じて
自己負担額の上限が決められているものです。
公的医療保険のセーフティーネットのようなものですね。
さて、
この自己負担額の上限ですが、
見直しされることになっています。
ひとつずつ見ていきましょう。
会社員のAさんは50歳。
年収は600万円です。
Aさんは身体の不調を感じて病院に行くと、
お医者さんから手術を勧められました。
医療費は100万円でしたが、
Aさんの支払はその3割ですね。
100万円の3割は、30万円。
とても高い金額です。
ですが、
高額療養費制度があるので、
Aさんが実際負担する金額は87000円ほどになります。
さて、
この負担する金額が今年の8月から変わることになっています。
どのぐらい変わるかというと、
Aさんが同じ医療費を支払うとすると、
約95000円の支払になります。
約10%高くなる計算ですね。
また、
今は、年収約370万円~約770万円までの人は
Aさんと同じ計算方法ですが、
来年以降
この年収の枠をいくつかの段階に分けることが考えられています。
どういうことかというと、
年収が370万円に近い人の上限は
このまま変わりませんが、
年収が770万円に近い人の上限を
更に上げていくということですね。
ただし、来年以降の引き上げ案については
一旦凍結し、再検討されることになったようです。
ななちゃん「それってさ、めっちゃ上がるってことやん」
スズ「たしかに」
今日は、「高額療養費の見直し」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「国保保険料の上限」の知識を+(プラス)していきましょう。
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