ななちゃん「家買ったばっかりの友だち、転勤が決まってんて」
スズ「あらら」
ななちゃん「ダンナだけ単身赴任?って考えたけど、家族みんなで引っ越すことにしたらしいわ」
スズ「なるほど」
ななちゃん「何年かしたら戻ってくるかも知れへんから、家はそのままにしとくねんて」
スズ「住宅ローンは払ってはるん?」
ななちゃん「うん」
スズ「住宅ローン控除は使えなくなるかもね」
ななちゃん「なんで?」
今日は、「住宅ローン控除を使えないケース」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう
住宅を買うには、大きな額のお金が必要ですね。
殆どの人は、
家を買うほどのお金は持っていないので
銀行などからお金を借りて住宅を買います。
そして、借りたお金を
長い期間かけて 毎月返していきます。
それが住宅ローンです。
さて、実は
「住む家」については
いろいろ優遇されています。
その一つが
住宅ローン控除
住宅ローン控除とは、
住宅ローンの年末の残高の0.7%の金額が
所得税からダイレクトに差し引かれる仕組みです。
(上限金額、上限期間あり)
仮に
年末に3500万円の住宅ローンの残高があれば
24万円ほど所得税が安くなるということですね。
どうでしょう。
所得税が24万円も安くなるなんて、かなり優遇されていると思いませんか?
さて、
こんな優遇措置があるのは
その家が
「住んでいる家」だからです。
さて、
ななちゃんの友だち家族は
転勤が決まって引っ越すようですね。
この家族をAさん一家としましょう。
Aさん一家が住んでいる家は、
住宅ローンを組んで買ったばかりですが
家族全員で引っ越すことになりました。
すると、
この家は
Aさん一家が住んでいる家 ではなくなりますね。
なぜなら、
Aさん一家は、引っ越し先でどこか別の家に住むからです。
住宅ローン控除が使える条件、覚えていますか?
そうですね。
「住んでいる家」かどうか、でしたね。
引っ越して住まなくなると、
その家は「住んでいる家」ではなくなるので
住宅ローン控除は使えなくなります。
ななちゃん「そうなんや」
スズ「うん」
今日は、「住宅ローン控除を使えないケース」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「住宅ローンが残った家を人に貸す場合」の知識を+(プラス)していきましょう。
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