基準金利と適用金利の違い│お金を借りるときに実際適用される金利が適用金利です

住宅ローン

ななちゃん「住宅ローンの金利上がるかも、って言ってるよね」

スズ「日銀が利上げ決めたからね」

ななちゃん「日銀が利上げ決めたら、住宅ローンの金利も上がるの?」

スズ「住宅ローンの変動金利は、日銀が決める金利を参考にしてるねん」

ななちゃん「じゃあ、住宅ローン借りる人はみんな同じ金利なんや」

スズ「ううん。それぞれ適用金利っていうのが設定されるねん」

ななちゃん「わけわからん」

今日は、「基準金利と適用金利」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう

住宅ローンでお金を借りようと思っている人は、
「〇〇金利」という、耳慣れない言葉に出会うかも知れませんね。


基準金利
優遇金利
適用金利など


じゃあ、自分が実際住宅ローンを組んでお金を借りるときには、
「どの金利なの?」と思うでしょう。


ひとつずつ見ていきましょう。


Aさんは、
これから住宅ローンを組んで家を買おうと思っています。

Aさんは
「まだまだ変動金利型の方が金利が低いから、変動金利型で借りよう」と考えました。


「金利」を調べると
基準金利
適用金利
優遇金利
という言葉が目に入りました。


それぞれどういった金利なのでしょうか?


まず
基準金利

基準金利とは、
名前の通り
住宅ローンの金利を決定する基準となる金利です。


基準となる金利、なので
この金利が住宅ローンの金利になるわけではありません。

あくまでも「基準」です。


次に
適用金利

適用金利とは、
名前の通り
その人の住宅ローンに適用される金利です。


実際 Aさんが住宅ローンを組むときに適用される金利を
適用金利といいます。



では、
優遇金利」とは何なのでしょうか?

優遇金利とは、
金利の引き下げ幅です。


ちょっと分かりにくいですね。


例えば、
基準金利が 2.5%としましょう。

Aさんが審査を通り、
正式に住宅ローンが借りられることが決まりました。

Aさんの適用金利は0.5%と決定されました。

この場合、
Aさんは、2%の引き下げを受けられたということですね。
Aさんの優遇金利は2%、ということになります。



さて、
基準金利は、各金融機関で公表されていますが
優遇金利、適用金利は
お金を借りようと思っている人それぞれで違ってくるので
公表されません。


どういうことで違いがあるかというと、
その人の年収、勤続年数、借入額などです。

過去にクレジットカードの滞納をしていないかどうかなども影響してきます。



ななちゃん「細かすぎてよー分からん」
スズ「借りるとき考えてー」



今日は、「基準金利と適用金利」の知識をひとつ+(プラス)しました。
来週は、「住宅ローン控除を使えないケース」の知識を+(プラス)していきましょう。



独立系ファイナンシャルプランナー事務所 FP office Bellsへのご相談は、
こちらから
https://fp-office-bells.com/contact.php

コメント