ななちゃん「老後に向けて貯めたお金、いつから使いだしたらいいんやろ」
スズ「え、もうそんな話?」
ななちゃん「私のことちゃうよ。おじさんが言ってたからさ」
スズ「そっかそっか」
ななちゃん「おじさん『何歳まで生きるか分からんから大事に置いとかな』って言ってる」
スズ「それもそうやね」
ななちゃん「でも使わん間に死んでしまうかも知れへんやんね」
スズ「(笑)」
今日は、「老後資産の取り崩し」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう
ななちゃんのおじさんは、
老後に向けてお金を貯めてきていたようです。
おじさんは65歳ですが、まだまだ元気。
自分が「老後」だとは思っていません。
ただ、
定年退職しているので
収入は年金だけです。
給料をもらっていた頃に比べると収入も少なく、
以前より節約して暮らしています。
旅行に行くのを我慢することもあります。
さて、
収入は年金だけですが
それまでに貯まったお金がありますね。
おじさんは若い頃から資産運用をしているので
証券会社の口座にもお金があります。
年金だけで足りない分は
これらのお金を少しずつ取り崩しています。
おじさんが言っているように
この先何年生きるかは分からないので、
長生きしたとしても
お金が底をつかないように考えておく必要があります。
例えば
おじさんのお金の合計が3000万円だとしましょう。
このお金を 年金だけでは不足する分に充てていきます。
ここでは 毎月10万円取り崩すとします。
すると 1年間で120万円取り崩すことになり、
25年でゼロになりますね。
では、
この3000万円の一部を運用し続けるとどうでしょうか。
ここでは比べやすいように、
3000万円を全額運用するとします。
更に、
この運用で 毎年2%の利益が出て
その利益は口座から引き出さずに運用に回すとします。
すると、
3000万円のお金がゼロになるまでには
約35年の期間があることが分かります。
また、
25年の期間は変えずに運用しながら取り崩すと、
毎年150万円ほど取り崩せる計算になります。
運用しながら取り崩すことで、
毎年取り崩せる額が多くなるんです。
おじさんも
我慢していた旅行など やりたいことに使えるかも知れませんね。
ななちゃん「おじさん、ゴルフも我慢してるって言ってたわ」
スズ「やりたいこともやらなね」
今日は、「老後資産の取り崩し」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「iDeCoプラス」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。
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