ななちゃん「いとこがさ、保険の見直ししようと思ってネット見てるって言ってた」
スズ「うん」
ななちゃん「保険会社のサイト見たら、自分が入ってるやつより保険料が安くなってるって言うねん」
スズ「そうなんや」
ななちゃん「うん。保障は一緒やのに保険料が違うって」
スズ「昔、入りはったやつかな」
ななちゃん「入った時期で保険料変わるの?」
今日は、「保険料は時代によって変わる?」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう
ななちゃんのいとこが 生命保険をチェックしているようです。
いとこは既に生命保険に入っているようですが、
同じ保障内容のものが
保険料が安くなっていると言っています。
どういうことなのでしょうか。
ではまず、
保険料はどのように決まるのか見ていきましょう。
生命保険の保険料は、
ある年齢において
どのぐらいの率で死亡するのか等を基に決められています。
例えば、
20歳では死亡する率は少ないけれど
80歳ではそれに比べれば多いということは何となく分かりますね。
これを数字にした
「標準生命表」というものがあります。
標準生命表は、
国の統計などを基に何年かに一度改定されます。
さて、
最近の改定は2018年。
その前の改定と比べると、
各年代の死亡率が下がりました。
どういうことかというと、
寿命が延びたことで
死亡率が下がったということです。
生命保険の加入者が死亡すると、
保険会社は保険金を支払いますが
死亡率が下がることで、保険金の支払いも少なくなります。
要するに、
保険会社としては支払うお金が減るということですね。
生命保険料は、
加入者から集める保険料の総額と
万が一の時に支払う保険金が同じになるように
という原則に基づいて決められています。
(他にも基となる考え方はあります)
これに当てはめると、
万が一の時に支払う保険金が少なくなれば
加入者から集める保険料も少なくてよいことになり
結果的に保険料が安くなるということになります。
今後も
標準生命表の改定により、
保険料が変化するかも知れません。
ななちゃん「なんか分かったような分からんような」
スズ「(笑)」
今日は、「保険料は時代によって変わる?」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「児童扶養手当」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。
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