iDeCoの加入年齢②│60歳になってからの加入は、国民年金の任意加入をしていることが要件になります(会社員以外)

年金

ななちゃん「iDeCoできるかできないかって話、ややこしいよね」

スズ「たしかに」

ななちゃん「会社員やったらできるとかできないとか」

スズ「たしかに」

ななちゃん「ほんで、いくらまでできるとかできないとか」

スズ「たしかに」

ななちゃん「ほんで、できる年齢も会社員やったら何歳とか、そうじゃなかったら何歳とか」

スズ「(笑)」

今日は、「iDeCoの加入年齢」の知識をもうひとつ+(プラス)していきましょう

今 iDeCoに加入するには、
65歳未満であることが必要ですが
65歳未満の人なら誰でも加入することができるかというと
そうではありません。


働き方によって違いがあります。

会社員は65歳になるまで加入できますが、
自営業者や専業主婦などの場合
「国民年金に任意加入」していることが要件です。


では、
誰でも希望すれば任意加入できるのでしょうか?


実はそうではありません。

国民年金に任意加入できる人の要件は、
「60歳になった時点で 保険料を納めていなかった期間があること」です。


ちょっとややこしいですね。


国民年金は、
20歳になってから60歳になるまでの40年間納めますが、

「学生の時 納めていなかった」
「途中 納めていない時期があった」などで、

60歳になった時点での保険料納付期間が
37年間、30年間・・・など、40年間に満たない場合があります。


こんな場合、
60歳以降 国民年金に任意加入して
納めていなかった保険料を後から納めることができます。


では、
Aさん(60歳)の場合を見ていきましょう。


Aさんは、
学生の頃3年間 国民年金に加入していませんでした。


大学を卒業してからは会社員として働き、
60歳になった時点で定年退職しました。


60歳になると
国民年金の被保険者ではなくなります。


被保険者でなくなるということは、
もう保険料を納める必要がないということですね。


けれど
Aさんは 学生の頃 国民年金に加入していない期間が3年間あったので
37年しか保険料を納めていないことになります。


37年しか保険料を納めていない ということは、
満額(40年)の年金がもらえないということです。


そこで、
満額(40年)にするために、
国民年金に「任意加入」して、保険料を自主的に納めることにしました。


ここから、
iDeCoの加入年齢の話に戻ります。


Aさんは、
60歳から63歳になるまでの3年間 国民年金に任意加入します。

すると、
Aさんの場合
iDeCoで積み立てできる年齢は63歳になるまでということになります。


仮にAさんが、
60歳から1年間だけ任意加入すると
iDeCoで積み立てできる年齢は61歳になるまでです。


このように、
60歳以降65歳になるまでのiDeCoの加入は、
国民年金に任意加入していることが要件となります。



ななちゃん「わけわからん」
スズ「ややこしいよね」



今日は、「iDeCoの加入年齢」の知識をひとつ+(プラス)しました。
明日は、「確定拠出年金の拠出額の限度」の知識をひとつ+(プラス)していきましょう。



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